資金調達データ
- 関連ワードARCH, シリーズA, 不妊治療, 医療DX, 資金調達
- 配信日2024年11月26日 11時30分
資金調達の概要
株式会社ARCHは、不妊治療DXを推進する事業に対して、シリーズAラウンドにおいて9億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、第三者割当増資及び融資によって行われ、その引受先にはANRI株式会社やXTech Ventures株式会社をはじめとする既存投資家に加え、ブーストキャピタル株式会社、第一生命保険株式会社、西武しんきんキャピタル株式会社などの新規投資家が含まれています。また、融資はりそな銀行、みずほ銀行、日本政策金融公庫などの金融機関からも受けています。この資金調達により、創業以来の累計資金調達額は11.3億円となります。
ARCHは、不妊治療クリニック「トーチクリニック」のプロデュースを行い、不妊治療の負担を軽減するための医療DX化を進めています。今回の資金調達により、医療機関のシステム改善、人材採用、設備投資などが行われる予定であり、これにより不妊治療を必要とするカップルやその周辺からの課題を解決するためのさらなる事業展開が期待されています。
資金調達の背景(推測)
少子化が進行している日本において、不妊治療の必要性が高まっています。報告によれば、2024年の年間出生数は70万人を割ると予想されており、これは深刻な社会問題とされています。さらに、現在不妊治療を受けたことがあるカップルは4.4組に1組という高い割合にまで拡大しています。このような背景の中、ARCHは不妊治療の医療DX化を推進し、これを通じた婚姻家庭のサポートを目指していると考えられます。
また、2022年から保険適用が始まったことや、助成に関する規制緩和に伴って不妊治療への関心が高まっていることも、資金調達の背景として挙げられます。こうした市場環境は、ARCHにとって事業への資金投入の機会を生むものとなり、投資家からの支援も期待できる状況となっています。
資金調達が成功した理由(推測)
ARCHが資金調達を成功させた背景には、以下のような理由が考えられます。当社が提供する不妊治療に対する社会的な需要が高まっていること、またその需要をテクノロジーによって解決しようとする明確なビジョンを持っていることが、投資家からの強い支持を受ける要因となったと推測できます。
加えて、既存の投資家が追加投資を行う意向を示していることからも、ARCHの事業モデルやチームへの信頼が高いことを示しています。特に、創業以来実績を上げており、第一院であるトーチクリニックが高い妊娠率を誇るなどの成功事例を持つことは、新規投資家にとっても魅力的なポイントです。
さらに、資金調達時に発表された代表の中井氏の情熱的なコメントや、引受先からの積極的なサポートも、投資家の心をつかむ大きな要因となったでしょう。「やりたいことと家族計画の両立」を目指すという明確なミッションが、投資家に共鳴したと考えられます。
資金調達の参考にすべきポイント
ARCHの資金調達成功から得られるポイントはいくつかあります。まず、社会的な課題を背景にしたビジネスモデルの重要性が挙げられます。少子化や不妊治療という社会問題に対する解決策を提供することで、投資家の注目を集めることができるのです。
次に、実績のある事業モデルの継続的な成功がカギです。例えば、トーチクリニックの成功事例は、どのように患者に寄り添い、実際に成果を上げたかを示しています。数字で表れる成果を持っていることは、投資家に対する大きな信頼材料となります。
また、信頼できる投資家とネットワークを構築することも重要です。既存の投資家からの追加投資があることは、新たな投資家における安心要素となります。そのため、自社の事業やビジョンに賛同してくれるパートナーを見つけることが、資金調達の成功に大きく寄与するでしょう。
最後に、自社のビジョンやミッションを明確に持ち、情熱を持って伝えることが大切です。中井氏のように、ビジョンを情熱的に語れるリーダーがいることは、投資家の心をつかむために不可欠な要素です。このように、ARCHの事例は、事業の社会的意義、成功実績、信頼構築、ビジョンの魅力を通じて、資金調達の成功に繋がる要素を示しています。
不妊治療DXを行う株式会社ARCH、シリーズAで9億円の資金調達を実施ー医療×DXで不妊治療の負担を減らし、少子化対策の加速へー株式会社ARCH2024年11月26日 11時30分43
不妊治療専門クリニック 「トーチクリニック」のプロデュースをはじめとし不妊治療の課題解決を行う株式会社ARCH(本社:東京都目黒区 代表取締役CEO:中井友紀子、以下「ARCH」)は、シリーズAラウンドで、独立系ベンチャーキャピタルANRI株式会社(本社:東京都港区、代表パートナー:佐俣 アンリ、以下ANRI)をリード投資家とし、既存投資家のXTech Ventures株式会社、新規投資家のブーストキャピタル株式会社・第一生命保険株式会社および西武しんきんキャピタル株式会社を引受先とした第三者割当増資に加え、株式会社りそな銀行・株式会社みずほ銀行・株式会社日本政策金融公庫などの金融機関からの融資により、総額9億円の資金調達を実施いたしました。これにより、創業以来の累計資金調達額は11.3億円にのぼります。少子化に歯止めがかからず、2024年の年間出生数がはじめて70万人を割る公算が大きくなる中、何らかの不妊治療・検査を受けたことがあるカップルは4.4組に1組と言われ、年々その割合も増えています。一方で、不妊治療には3つのペイン解消が大きな課題として挙げられ、保険適用により「経済的ペイン」は少しずつ緩和されつつあるものの、通院による時間的な制約や負担が多くかかる「社会的ペイン」やストレスなどの感情面や痛みなどの「心身的ペイン」により、仕事との両立が難しく、どちらかをあきらめざるを得ない方も少なくありません。
私たちは「医療」×「デジタル」を駆使し、不妊治療領域における医療DX化を推進するとともに“仕事などのやりたいことと家族計画の両立”を実現できる事業をより広く展開できるよう、システム
出典 PR TIMES