リンクメッド、シリーズBファーストクローズで15億円を調達

資金調達データ

  • 関連ワード15億円, シリーズB, リンクメッド, 放射性医薬品, 資金調達
  • 配信日2025年1月10日 15時00分

資金調達の概要

リンクメッド株式会社は、シリーズBファーストクローズを通じて15億円の資金調達を実施しました。この資金は、主に放射性医薬品の開発と製造体制の構築に使用される予定です。具体的には、現在実施中のLM001の第三相試験の推進、64Cuの工場建設に伴う設備投資、さらには新規的な研究開発プロジェクトの立ち上げを目指しています。累計の調達額は約26億円となり、複数のベンチャーキャピタルや既存の株主が参加しており、これによりプロジェクトのさらなる推進が期待されています。

資金調達の背景(推測)

資金調達の背景には、医療および製薬業界のニーズの高まりが大きく影響していると考えられます。特に、がん治療における新たな手法としての放射性医薬品の重要性が増しており、多くの患者が治療選択肢に困難を抱えています。このような現状に対し、リンクメッドは革新的な治療薬の開発を進めており、その先進的な取り組みが市場からの注目を集めた結果、投資家の関心を引いたと推測されます。また、リーダーシップを取る吉井社長のビジョンや、医療の進歩への強いコミットメントが、資金調達の後押しとなったと考えることができます。

加えて、シリーズBでの調達は、特に第三相試験の開始を控えたタイミングで実施されており、その結果や進捗に対する期待感が高まったことも要因の一つです。医薬品開発には多くの資金が必要であり、臨床試験の成功が今後の薬剤の上市に繋がるため、早急な資金確保が求められたと考えられます。

資金調達が成功した理由(推測)

リンクメッドがこのシリーズBファーストクローズで成功した理由は、いくつかの要因に起因しています。まず第一に、がん治療市場において64Cuを用いた放射性医薬品が持つポテンシャルに対する信頼と期待があります。これにより、投資家は治療の成功に対する高い見込みを持つことができました。

次に、リードVCとして参加したJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社を含む、強力な投資家のネットワークの存在も大きな要因です。彼らの専門知識と経験は、資金調達の信用性を高め、他の投資家に対しても参加の決め手となったのではないかと推測されます。

さらに、リンクメッドの企業としての信頼性や、既存のパイプラインの進捗、過去の満足いく結果も影響したと考えます。特に、64Cu-ATSMの第三相試験の開始に対する前向きな評価が示されたことが、資金調達の成功を後押ししたでしょう。多くの攻撃的な治療手段が求められている中で、高い治療効果と副作用の低減を目指す医薬品開発が進んでいることも、この成功に寄与しています。

資金調達の参考にすべきポイント

今回のリンクメッドの資金調達から得られる参考ポイントには、いくつかの重要な要素が挙げられます。まずは、明確なビジョンとミッションを持つことの重要性です。リンクメッドは、がん治療の革新性、つまり「見えるがん治療」を常に訴求しており、この明確なメッセージが投資家の心を掴んだと考えられます。

次に、パートナーシップの構築が不可欠であるという点です。特に、ベンチャーキャピタルとの連携は重要で、信頼できるパートナーとともに動くことで、資金調達の信頼性を高めることができるという教訓が得られます。例えば、リードVCの存在が大きな後押しになったことからも、その重要性が伺えます。

さらに、資金使途を具体的に示すことも成功のカギです。リンクメッドは、研究開発費、工場運営費人材採用と具体的な目的を唐突に明示しており、投資家側としても安心感を持ちやすくなります。将来の成長可能性を示す明確な計画が投資判断に貢献することを示しています。

最後に、進捗を報告し続ける透明性も考慮すべき点です。資金調達の後、定期的に進捗や成果を報告することで、投資家との信頼関係を強化し、次回の資金調達や協力を得やすくなるでしょう。

以上のようなポイントが、法人経営者や財務担当者にとって、資金調達を成功させるための貴重な示唆となるでしょう。

リンクメッド、シリーズBファーストクローズで15億円を調達現在実施しているLM001の第三相試験を加速させ、上市に向けて64Cuの供給体制を確立LM2025年1月10日 15時00分5

『革新的な「見える」がん治療』をいち早く社会にお届けするために放射性医薬品の開発を行っているリンクメッド株式会社(代表取締役社長:吉井 幸恵、本社:千葉県千葉市、以下「当社」)は、シリーズBファーストクローズとして15億円の第三者割当増資による資金調達を実施しましたのでお知らせいたします。今回の調達を含めた累計調達額は、約26億円となります。

シリーズBファーストクローズで参画した投資家は、新規株主としてリードVCであるJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、アクシル・キャピタル・パートナーズ2号LLPに加え、既存株主であるDBJキャピタル株式会社、ペプチドリーム株式会社となります。

事業進捗

がんに対する放射線治療や化学療法では、治療効果が十分でない、正常細胞に対する副作用が大きいといった問題がある中で、こうした問題を克服する『放射性同位体64Cu(銅-64)』を用いた放射性治療薬を開発してきました。64Cuは、がん細胞のDNAを高いエネルギーで効果的に攻撃できるため、高い治療効果が得られ、がん特異的に結合する様々な分子に結合させることが可能で高い効果と副作用の低減が期待されます。さらに、陽電子を放出するため、陽電子放射断層撮影(PET)診断でがんへの薬剤集積を確認しながら治療できます。

そうした中で、当社の開発一号品である64Cu -ATSM(LM001)については、悪性脳腫瘍の中でも最も治療が難しい再発・難治性悪性神経膠腫の患者さんを対象にランダム化比較第Ⅲ相医師主導治験(STEP-64 試験、試験番号 NCCH2301)が2024年 6 月から開始されていま

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出典 PR TIMES

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