バイオものづくりスタートアップのbitBiomeが4億円を資金調達

資金調達データ

  • 関連ワードbitBiome, KIRIN, Niterra, TechBio, グローバル・ブレイン, データベース, 微生物, 東京応化工業, 株式会社アイティーファーム, 累計資金調達額, 資金調達
  • 配信日2025年1月17日 16時30分

資金調達の概要

bitBiome株式会社は、4億円を資金調達したと発表しました。この資金は、グローバルシードエクステンションのセカンドクローズとして実施され、東京応化工業株式会社、アイティーファーム、KIRIN HEALTH INNOVATION FUND、Niterra 水素の森ファンドが引受先となっています。これにより、bitBiomeの累計資金調達額は35億円となります。この資金は主にプラットフォームの強化、事業開発、製品開発の拡充に使用される予定です。特に、微生物遺伝子データベースを基にした製品やプラットフォームの強化が期待されています。

資金調達の背景(推測)

bitBiomeの資金調達は、同社のビジネスモデルが持つ高い成長ポテンシャルに基づいています。バイオテクノロジー領域において、特に持続可能な製品開発や環境問題の解決に寄与する技術は、企業や投資家からの関心が高まっています。また、bitBiomeは多様な企業との連携を強化し、取引先の信頼を得ることで新規プロジェクトを増やしていることも背景にあるでしょう。特に、東京応化工業や味の素といった大手企業との共同開発プロジェクトは、今後の成長を期待させる要因となっていると考えられます。加えて、米国法人の設立や国際的なイベントへの参加が進む中で、グローバルな市場での浸透を図っている点も重要な要素です。

資金調達が成功した理由(推測)

bitBiomeが資金調達に成功した理由として、いくつかの要因が考えられます。まず、同社の技術力とビジョンが明確で、具体的な実績を持っている点です。最大規模の微生物遺伝子データベースや新しい酵素の開発など、実用的な技術が多くの企業から評価されていることがポイントです。また、これにより、将来的な市場ニーズに応じた製品開発が期待でき、結果的にリターンが見込めると判断されています。

加えて、bitBiomeが築いているネットワークや業界との信頼関係も重要です。著名な研究者や経験豊富な人材をアドバイザーとして迎えることで、同社の信頼性や技術力がさらに向上しています。投資家たちはこのようなシナジー効果を見込み、資金調達に応じたと考えられます。さらに、最近の気候変動問題や持続可能性への意識の高まりも、バイオテクノロジー企業への投資意欲を喚起している要因の一つです。

資金調達の参考にすべきポイント

法人経営者や財務担当者が今回の資金調達から学べるポイントは多々あります。まず第一に、具体的な技術やビジネスモデルの明示化です。投資家はどのような技術がどのような価値を生むのか、具体的なビジョンに基づいたプレゼンテーションに惹かれます。bitBiomeは、自社の技術(微生物シングルセルゲノミクスなど)をしっかりと提示し、実績とともに投資家に評価されるような形を作ることに成功しました。

第二に、多様なネットワークの構築です。特に業界での信頼を得られるパートナーとの連携は、資金調達やプロジェクトの実施においての競争優位を形成します。bitBiomeは、東京応化工業や味の素などの大手と連携することで、さらに信頼性を向上させています。

第三に、グローバルな視点を持つことです。海外市場への進出は技術の潜在能力を引き出し、資金調達の選択肢を広げる要因となります。bitBiomeは米国法人の設立とともに国際的なイベントや共同研究を積極的に行っており、これによって国際的な信頼を得ています。

最後に、持続可能性や社会的な課題に関わるビジネスへの投資意欲が高まっているため、環境に配慮したビジネスモデルを構築することが重要です。バイオエコノミーの注目度が高まる中で、環境負荷の少ない技術や製品を提供することは、投資家にとって魅力的な要素となるでしょう。今回のbitBiomeの資金調達は、こうした要素が相まって成功したと考えられます。

バイオものづくりスタートアップのbitBiomeが4億円を資金調達bitBiome株式会社2025年1月17日 16時30分3bitBiome株式会社(代表取締役:鈴木悠司、以下「bitBiome」)は、世界最大級の微生物遺伝子データベースを活用したTechBio 企業です。本日、グローバルシードエクステンションのセカンドクローズを発表し、東京応化工業株式会社、株式会社アイティーファーム、KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(KIRIN・GB投資事業有限責任組合、運営会社:グローバル・ブレイン株式会社)、Niterra 水素の森ファンド(水素の森投資事業有限責任組合、運営会社:グローバル・ブレイン株式会社)を引受先とした第三者割当増資として総額4億円の資金を調達しました。これにより、当社の累計資金調達額(エクイティおよびグラントを含む)は35億円に達しました。

■前回の資金調達ラウンド以降の進捗
前回2023年8月のグローバルシードエクステンションのファーストクローズ資金調達からおよそ1年4か月で、以下のような進捗がありました:

チーム体制の強化:
2023年11月に米国法人を設立し、業界経験豊富な人材が複数参画した米国および英国チームの立ち上げが完了しています。これにより、グローバルな事業展開をさらに加速しています。
国内では発酵生産チームを新設し、研究開発部門を強化しています。元LanzaTech社James WinklerをDirectorとして任命し、研究開発フェーズでの自社発酵から量産フェーズでの酵素委託生産により供給を進めています。
また、米国NASDAQ上場企業のCodexis社で10年に渡りCEOを務め、多数の製品開発と上市をリードしたJohn Nicols氏と、著名な酵素化学者である富山県立大学名誉教授 浅野泰久博士が新たに当社ア

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出典 PR TIMES

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