資金調達データ
- 関連ワード9億円, PRM, シリーズA, パートナーマーケティング, 資金調達
- 配信日2025年1月29日 10時00分
資金調達の概要
株式会社パートナープロップは、シリーズAラウンドにて累計9億円を調達したことを発表しました。前回のシードラウンドよりわずか半年の期間での資金調達となり、今回の出資者にはジェネシア・ベンチャーズ、Delight Ventures、Angel Bridge、JAFCO、三菱UFJキャピタルなど、多様な企業が名を連ねています。この資金調達により、同社はパートナーマーケティングのリーディングカンパニーとしての地位を強化し、さらなる成長を目指すとしています。
資金調達の目的には、PRM(パートナー関係管理システム)である「PartnerProp」の機能向上や、パートナーチャネルの科学化を図ることが含まれています。具体的には、パートナー間のコミュニケーションを促進し、パートナーの受注活動を円滑に進めるための仕組みの強化を目指しています。
資金調達の背景(推測)
近年の日本市場では、直販チャネルの寿命が伸び悩む中で、パートナーチャネルの重要性が高まっています。企業の営業リソースが限られ、広告費も制約される中、案件創出のためにはパートナーチャネルへのシフトが必要とされています。約80%の日本企業がパートナーチャネルを利用しており、数多くの企業がそこでの成長を実現していますが、運用モデルが未成熟なため、多くの企業がパートナーチャネルへの転換に苦戦している状況でもあります。
そこで、パートナープロップはこのニーズに応える形で、パートナーマーケティングという手法を確立し、成功事例を増やしています。これにより、パートナーチャネルを活用したビジネスの再現性を高めることが課題解決の鍵となると考えています。また、パートナーが受注までの過程を自走できる仕組みを提供することで、企業間の共創関係を促進するビジョンを掲げています。このような背景が、短期間でのシリーズA資金調達に繋がったと推測されます。
資金調達が成功した理由(推測)
パートナープロップがシリーズAでの資金調達に成功した理由として、以下の要素が考えられます。
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明確な市場ニーズの把握:業界の動きから明らかなように、パートナーチャネルの利用は急速に拡大しており、企業の成長を支える重要な要素となっています。パートナープロップは、このニーズを敏感に捉え、PRMというソリューションを通じてリーダーシップを確立しました。
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効果的な実績:同社が導入した企業の中には、パートナーマーケティングによって案件数が短期間で急増した事例が多数あります。これにより、投資家に対して自社の取り組みの価値を強く印象付けることができました。
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成長のポテンシャルの証明:資金調達を支援する各投資家からのコメントにも見られるように、パートナープロップは信頼を得ていることが伺えます。投資家たちは、チームのコミットメントや市場の確実な成長性に期待しており、これが資金調達の成功に寄与しています。
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適切なタイミング:前回の資金調達から短期間で追加資金を得ることができたのは、企業の活動が急速に拡大しているタイミングであることが影響していると考えられます。また、パートナーマーケティングの導入が急募される中で、競争優位性を持った事業展開が可能であることが、投資家を惹きつけた理由と推測されます。
資金調達の参考にすべきポイント
資金調達を成功させるために法人経営者や財務担当者が参考にすべきポイントは以下の通りです。
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市場ニーズの深い理解:市場動向を把握し、現在のビジネス環境の変化に対して柔軟に対応できる体制を整えることが重要です。顧客ニーズや市場トレンドに基づいたビジョンを明確にすることで、投資家を納得させる根拠を利用できます。
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証拠に基づく実績の提供:実績は資金調達において非常に重要です。自社の取り組みにより確立した成功事例を示すことで、高い信頼性を確立できます。顧客の声や具体的な数値データを用いて説得力を増すことが求められます。
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投資家との良好な関係構築:各投資家の価値観や期待を理解し、透明性の高いコミュニケーションを図ることが助けとなります。コミュニティの一員として、情報共有や相互支援を行うことで、信頼関係を構築しやすくなります。
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柔軟な戦略の構築:資金調達の過程で出現する課題にスムーズに対処できる体制を整えておくべきです。市場環境の変化や競合の動きに迅速に対応する能力が求められます。柔軟なアプローチを持つことで、新たな資金調達ラウンドをスムーズに進めることが可能となるでしょう。
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パートナーシップの活用:資金調達のプロセスにおいて、戦略的アライアンスを築くことで、共同での成長を目指す姿勢が重要です。信頼できるパートナーとの連携によって新たなビジネス機会を生み出し、マーケティング活動を強化できます。
これらのポイントを理解し、実行することで、法人経営者や財務担当者は資金調達の成功をより確実なものにできるでしょう。
パートナーマーケティングのリーディングカンパニーとしてシリーズAで累計9億円調達〜前回ラウンドから”半年”で、シリーズAラウンドを完了〜株式会社パートナープロップ2025年1月29日 10時00分7941「パートナーマーケティング」を実現する国内のリーディングカンパニーとしてPRM(パートナー関係管理システム ※1)を提供する株式会社パートナープロップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役 CEO:井上拓海、以下:当社)は、前回2024年3月のシードラウンドから半年の期間で、シリーズAラウンドにて資金調達を実施いたしました。今回の調達により、累計資金調達額は9億円超に達しました。
※1 PRM(パートナーリレーションシップマネジメント)とは、企業が販売代理店や小売業者などのビジネスパートナーとの関係を強化する手法です。当社はPRMのリーディングカンパニーとして、「共創を、社会のエンジンに。」をミッションに、様々な企業や個人の共創関係を深めていくことで、社会の成長を促進します。当社も創業初期からパートナーマーケティングを活用し、売上の54%をパートナー経由で達成するなど、大きな成長を遂げています。その結果、前回シードラウンド資金調達から半年でシリーズAラウンドに至りました。
■資金調達概要
調達金額:累計9億円
本ラウンド出資者:ジェネシア・ベンチャーズ、Delight Ventures 、Angel Bridge、JAFCO、三菱UFJキャピタル■調達資金の背景
「パートナーマーケティング」を牽引し、パートナーチャネルを科学するリーディングカンパニーへ近年、直販チャネルの改善が進む一方で、限られた人員・広告費で案件を創出する活動に限界が生じています。営業リソースの集中が必要となる一方で、対応可能な顧客数やエリアには物理的な制約があるほか、人材不足・採用
出典 PR TIMES