資金調達データ
- 関連ワードシリーズB, ロボットソリューション, 建ロボテック, 現場, 資金調達
- 配信日2025年2月10日 14時00分
資金調達の概要
建ロボテック株式会社は、シリーズBエクステンションラウンドにて1.8億円の資金調達を実施しました。この調達により、シリーズBラウンド全体での調達額は3.3億円となり、創業からの累計資金調達額は約7.8億円に達しました。具体的な資金提供者には、あわぎん未来創造投資事業有限責任組合、JR東日本スタートアップ株式会社、日本精工株式会社などが含まれています。今回の資金を活用して、鉄筋結束トモロボの生産性向上を目指したアップデートや、運搬ソリューションの本格的な事業化、さらには新たなソリューションの提供領域の拡大を図るとのことです。
この資金調達により、建ロボテックは「世界一ひとにやさしい現場を創る」というミッションを果たすための技術開発や事業展開の加速が期待されています。具体的には、鉄筋結束トモロボの開発や運搬機器の生産、さらには新しい顧客層への訴求を見込んでいるのです。
資金調達の背景(推測)
建ロボテックによる今回の資金調達は、建設業界が直面している労働者不足という社会問題に関連していると推測されます。日本の建設業界は高齢化が進み、若い労働力を確保することが難しくなっています。そのため、現場の省力化や省人化を図るための技術が求められているのです。同社の「トモロボ」シリーズは、人と協働するロボットとして省力化を実現するために設計されており、労働力の供給不足を補う有望なソリューションとされています。
また、建ロボテックが展開する技術は、単なる労働力の補完だけでなく、働く環境の改善にも寄与します。作業者の負担軽減と生産性向上を同時に達成することができるため、企業からの需要が高まると考えられます。さらに、今回は新たな分野、すなわち鉄道現場にまで焦点を当てていることから、事業の多角化も背景にあると推測されます。
資金調達が成功した理由(推測)
建ロボテックの資金調達が成功した理由には、いくつかの重要な要素があります。まず、同社が提供している「トモロボ」シリーズは、現場作業の効率化を目的とした特化型ロボットソリューションであり、業界のニーズにマッチしている点が挙げられます。省力化・省人化という課題に対する解決策を提供できる企業として、その市場価値が高まっているのです。
次に、資金提供者の多様性も成功要因の一つです。研究開発企業が参入する際の資金提供者は、単なる個人投資家やベンチャーキャピタルだけでなく、業界の代表企業が名を連ねています。これにより、信頼性が高まり、建ロボテックが持つ技術やノウハウを活用した共同開発の可能性も広がります。
さらに、建ロボテックは社会課題に対する明確な視座を持ち、事業モデルを通じた貢献を強調しています。「人にやさしい現場」の実現を目指しており、この理念は投資家にとっても共感を呼ぶ点です。社会的な意義がある企業に対して投資することで、リターンだけでなく社会貢献を具現化できるという利点があります。
資金調達の参考にすべきポイント
建ロボテックの資金調達が成功した背景から、法人経営者や財務担当者が参考にすべきポイントには以下のものがあります。
まず第一に、明確なミッションとビジョンの構築が重要です。建ロボテックは「世界一ひとにやさしい現場を創る」という明確な使命感を持っています。これは投資家に信頼感を与え、資金調達時に強いアピールポイントになります。企業の活動が社会的意義を持つことは、投資家にとっても価値のある要素です。
次に、適切なパートナーの選定が重要です。建ロボテックは、信頼できる企業との連携を強化しています。このアプローチにより、単独での成長だけでなく、業務の拡大やリソースのシナジーが期待できます。金融支援を受ける際、協力関係が築けるパートナーを見つけることは、企業成長において非常に重要です。
最後に、自社の強みを理解し、更なるアップグレードを目指す姿勢が求められます。資金調達の目的を明確にし、どのように資金を活用して事業を発展させるかを具体的に示すことが必要です。その姿勢があれば、投資家もリスクを取りやすくなるため、資金調達がスムーズになるでしょう。
このようなポイントを押さえつつ、企業戦略を練っていくことで、効果的な資金調達が可能になると考えられます。建ロボテックのように、独自の技術や理念を持つ企業は、多くの投資家から支持を得ることができるでしょう。
建ロボテック、シリーズBエクステンションラウンドで1.8億円の資金調達の実施〜シリーズB調達総額は3.3億円、累計資金調達額は約7.8億円~建ロボテック2025年2月10日 14時00分2「世界一ひとにやさしい現場を創る」をミッションに、建設現場の省力化・省人化を実現するロボットソリューションを提供する建ロボテック株式会社(本社:香川県三木町 代表取締役社長兼CEO眞部達也、以下、建ロボテック)は、シリーズBエクステンションラウンドのファーストクローズとして、あわぎん未来創造投資事業有限責任組合(阿波銀キャピタル株式会社)、JR東日本スタートアップ株式会社、日本精工株式会社他(企業名は50音順)から1.8億円、シリーズB調達総額は3.3億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。今回の資金調達により創業からの累計資金調達額は約7.8億円となります。
今回の調達資金により、鉄筋結束トモロボのソリューションとしてのさらなる信頼性と生産性の向上を目的としたアップデート改良型の開発と、先期ローンチした運搬ソリューションの本格事業化のための機器生産を行うとともに、さらには新たなソリューション提供領域の拡大を進めるための社内体制強化を実行いたします。
当社は引き続き「世界一ひとにやさしい現場を創る」をミッションに、「トモロボ」という名前に込めた、ロボットと人が共に働き、楽で楽しく、魅力ある建設現場を実現し、建設業界の労働者不足等の社会問題を解決へと導きます。
■建ロボテック株式会社 代表取締役社長兼CEO 眞部達也 コメント
当社は、自走型鉄筋結束ロボット「鉄筋結束トモロボ」のロボット派遣サービスとして179件(2025年1月末現在)を超える建設現場の実績を持っています。本サービスのさらなる生産力としての強化を進めていくとともに、建設現場のすべての方が行なっている現場
出典 PR TIMES