資金調達データ
- 関連ワードECシステム, シリーズB, プロダクト開発, ロジレス, 資金調達
- 配信日2025年2月28日 11時00分
資金調達の概要
株式会社ロジレスが実施したシリーズBラウンドでの資金調達は、総額約8.6億円に達しました。今回の資金調達は、第三者割当増資の形を取っており、リード投資家にはMonoful Venture Partners 1号ファンドが名を連ねています。また、著名な企業投資家として、東芝テック株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、鈴与株式会社、コマースメディア株式会社なども参加しています。この資金は、ロジレスの主幹事業であるEC自動出荷システム「LOGILESS」の機能強化や新サービスの開発に充てられる予定です。
ロジレスは、EC事業者と倉庫事業者の間で受注から出荷までの業務を効率化するシステムを提供しており、2017年からのサービス展開を経て、2024年末までに1,300社のアカウントを目標に業務を拡大しています。この調達を通じて、ロジレスは更なる成長を目指し、組織基盤の強化やマーケティング活動の原資として活用する計画です。
資金調達の背景(推測)
現在、特にEC業界ではテクノロジーによる効率化が求められており、ロジレスの提供する「LOGILESS」のようなソリューションの需要は高まっています。この背景には、クリスマスなどの繁忙期を含めた購買需要の変動や、労働力不足が影響していると考えられます。さらに、2024年問題に伴う労働環境の変化も、物流業界が効率化を急ぐ要因となっています。多くの企業が独自のオペレーションを持つ中で、業務の標準化や自動化を図る必要があるため、ロジレスのシステムはそのニーズに応えるものといえるでしょう。
また、ロジレスは、顧客からの高い評価を受ける中で、競争力を維持し、業界内でのポジショニングを強固にするために、さらに外部からの資金を必要としています。投資家側も、急成長中のEC市場に対して魅力を感じ、ロジレスの成長を支援する理由があると推測されます。
資金調達が成功した理由(推測)
ロジレスの資金調達が成功した要因として、いくつかのポイントが挙げられます。まず第一に、当社の提供する「LOGILESS」が、業界の重要な課題である効率化を実現する強力なソリューションであることが投資家の関心を引いたと考えられます。特に、EC分野では益々競争が激化していく中で、迅速かつ効率的な出荷プロセスを求める企業が多数存在します。この需要に応えるプロダクトを持つロジレスの成長性への期待は非常に高いものです。
第二に、参加した投資家の多様性も資金調達の成功に寄与した要因といえます。各社それぞれが持つ業界の専門知識やネットワーク、資本力が集結することで、ロジレスはさらなる事業展開を図ることが可能となります。特に、東芝テックや三菱UFJキャピタルといった大手企業が出資することで、信頼性が増し、他の潜在的な投資家にも安心感を与えたと考えられます。
さらに、ロジレスがこれまで築いてきたクライアント基盤やパートナーシップも重要な要素です。多くの既存クライアントから高評価を受けていることは、未来の成長を見越した安定したビジネスモデルを証明しており、投資を決定する材料となったことでしょう。
資金調達の参考にすべきポイント
ロジレスの資金調達から学ぶべきポイントについて考察すると、以下の点が挙げられます。
まず、明確なビジョンとミッションを持つことの重要性です。ロジレスは「ECロジスティクスを変革し、日本の未来をスケールする」という明確なミッションを掲げており、これが投資家の関心を引く要因となっています。企業が成長を遂げるためには、自社の存在意義や目指す方向性をわかりやすく伝えることが、投資家とのコミュニケーションにおいて重要です。
次に、適切なターゲット市場の選定です。ロジレスは、EC業界という急成長中の市場に特化したサービスを提供しています。この市場選定が、その成長性を強調し、投資を促す要因となりました。企業は、自社製品がどのような課題を解決できるかを明確にし、避けるべき市場リスクを正確に評価することが鍵となります。
また、既存の顧客基盤やパートナーシップを活かす戦略も重要です。ロジレスは、すでに多くの顧客から高い評価を受けており、その実績が新しい投資を引き寄せる要素となりました。信頼できる顧客やパートナーシップを構築し、これを活用することで、資金調達の際には有利な条件を引き出すことが可能となります。
最後に、多様な投資家を惹きつけることです。ロジレスは多様なバックグラウンドを持つ投資家からの出資を受けており、異なる専門性を集めることで事業展開を加速するための支援を得られます。企業は、自社のビジネスモデルに合った企業や資本家をターゲットにしながら、投資家の多様性を意識することが重要です。
以上のポイントを参考にすることで、法人経営者や財務担当者は今後の資金調達戦略を策定し、より成功へと導くことができるでしょう。ロジレスの事例は、効率的な資金調達がいかにして企業成長に寄与するかの好例となります。
ロジレス、シリーズBラウンドとして総額8.6億円の資金調達を実施更なるプロダクトの進化に注力株式会社ロジレス2025年2月28日 11時00分14
EC自動出荷システム「LOGILESS」を提供する株式会社ロジレス(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:足立直之)は、Monoful Venture Partners 1号ファンドをリード投資家として、東芝テック株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、鈴与株式会社、コマースメディア株式会社、他を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。資金調達の目的
当社が提供しているEC自動出荷システム「LOGILESS」は、ECビジネスの物流業務効率化に欠かせない、OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)が一体となったシステムです。EC事業者と倉庫事業者が一つのシステムを利用するため、毎日発生する受注から出荷までの連携作業等が不要になり、ミスなくスピーディーな出荷を実現できます。2017年より本格的にサービス提供を開始して以来、多くのお客様にご利用いただくことができ、EC事業者のアカウント数は2024年末に1,300社、利用倉庫事業者は250社を突破しております。
このたび調達した資金は、既存事業のさらなる拡大を見据えた組織基盤の強化やマーケティング活動の原資に充当する予定です。当社の主幹事業である「LOGILESS」を軸に新たなサービス開発や機能強化を推進し、我々が標榜する「ECロジスティクスの変革」の実現に向けて取組を加速してまいります。また、今回資本参画をいただいた投資家のみなさまと連携することにより、当社単独ではなしえなかったであろう事業領域の拡大にも挑戦していく所存です。
ロジレスの実績資金調達の内容
調達金額:約8.6億円
調達方法:第三者割当増資
引受先(敬称
出典 PR TIMES