あずさ監査法人、スタートアップ・ベンチャー企業支援の拡大を目的とした専門組織「グロース・サポート事業部」を設立

資金調達ニュースの概要

あずさ監査法人は、スタートアップやベンチャー企業の支援を強化するために、「グロース・サポート事業部」を新たに設立することを発表しました。この新しい専門組織は、2025年7月1日から稼働し、約120名のIPO関連業務およびアドバイザリーに特化した人材で構成されています。これにより、あずさ監査法人は企業支援のさらなる拡充を図ります。具体的には、監査業務とアドバイザリー業務を融合させ、スタートアップやベンチャー企業に対する新規上場の際のサポートや上場準備におけるトータルサポートを提供することを目指しています。

設立される「グロース・サポート事業部」は、ショートレビューや財務調査、上場支援アドバイザリー、海外上場アドバイザリーなどの多岐にわたるサービスを提供します。この動きは、急成長するスタートアップ市場のニーズに対して、より特化したソリューションを提供することが目的となっています。また、政府の「スタートアップ5か年計画」にも応える形で、企業の成長を促進する役割を担います。

資金調達ニュースの背景（推測）

あずさ監査法人の新たな取り組みには、複数の背景が考えられます。まず第一に、スタートアップおよびベンチャー企業への期待が高まっていることが挙げられます。特に、近年では新しいビジネスモデルや技術革新が急速に進んでおり、これに伴い企業の成長が急速に進んでいます。そのため、IPOを目指す企業に対する専門的な支援の必要性が高まっています。

第二に、政府の「スタートアップ5か年計画」という政策の動向も重要な要素です。政府が起業環境の整備を進め、特に技術革新や新ビジネスモデルの創出を支援することで、スタートアップ企業が成長する環境が整いつつあります。このような政策によって、スタートアップ企業の資金調達の機会が増え、さらなる専門家のサポートが求められるようになります。

第三に、未上場企業の資金調達が増加していることも背景として挙げられます。これに伴い、企業は上場前のガバナンス体制の強化やM&Aへの対応に関する専門家の知見を必要としています。このニーズに応える体制を整えることで、あずさ監査法人はより深い専門知識を持つ人材を集結させ、スタートアップやベンチャー企業の成長をサポートする体制を構築しています。

資金調達ニュースから参考にすべきポイント（推察）

あずさ監査法人の「グロース・サポート事業部」の設立は、法人経営者や財務担当者にとって、いくつかの重要な示唆を提供します。まず、専門性の重要性です。成長を目指す企業にとって、IPOや資金調達のプロセスは非常に複雑で、高度な専門知識が必要です。あずさ監査法人が提供するような専門的なアドバイザリーサービスの重要性は、経営者が直面する課題を解決するために不可欠です。

次に、グローバルな視点の必要性が考えられます。あずさ監査法人はKPMGインターナショナルのメンバーファームとして、グローバルなネットワークを活用しています。これにより、国際的な成長戦略を描く企業に対しても、幅広いアドバイスが可能です。法人経営者や財務担当者は、自社の成長を考える際に、このような国際的な視野を持つことの重要性を忘れてはいけません。

さらに、政府の動向を注視することが重要です。スタートアップ5か年計画のような政策は、企業の成長を支援する大きな後押しとなります。これらの政策を理解し、自社の戦略に取り込むことで、資金調達や成長機会を最大化することが可能となります。

最後に、資金調達におけるガバナンス体制の強化も重要なポイントです。未上場企業が資金調達を行う際には、適切なガバナンス体制の構築が求められるため、これを怠ると資金調達の機会を失うリスクがあります。あずさ監査法人のような専門家と連携し、ガバナンス体制を確立することで、企業は安定した成長を目指すことができるでしょう。

以上のように、あずさ監査法人の新しい取り組みは、法人経営者や財務担当者にとって多くの示唆を与えるものです。スタートアップ支援の専門組織の設立を通じて、経営者は新たな成長の機会を見出し、資金調達を効率的に進めるための参考とすべきです。

あずさ監査法人、スタートアップ・ベンチャー企業支援の拡大を目的とした専門組織「グロース・サポート事業部」を設立およそ120名のIPO関連業務およびアドバイザリー人材を集結し、企業支援の拡充を図る有限責任 あずさ監査法人2025年6月4日 10時45分4有限責任 あずさ監査法人（東京都新宿区、理事長：山田 裕行）は、7月1日付で「グロース・サポート事業部」を設立することをお知らせします。

当法人は、2011年の企業成長支援本部設立以降、スタートアップや中堅企業等の上場準備会社の支援を行っています。近年、新しいビジネスモデルや技術革新への期待は益々高まり、政府も「スタートアップ5か年計画」を策定、起業環境の整備を進めています。加えて、未上場企業の資金調達額も増加、上場前のガバナンス体制向上や、M&Aへの対応、さらに国際会計基準（IFRS ®会計基準）への変更等、専門家の知見や経験が必要とされています。
このたび新設する「グロース・サポート事業部」は、より専門的で高品質かつ信頼性の高いサービス提供を目指し、IPO関連業務およびアドバイザリー業務を担う人材およそ120名で構成される専門組織です。監査業務とアドバイザリー業務それぞれの知見を融合し、新規上場に係る監査および上場支援アドバイザリーを一体的に提供できる体制を構築することにより、スタートアップやベンチャー企業の支援を一層拡充してまいります。

組織概要

名称

有限責任 あずさ監査法人 グロース・サポート事業部

主な提供サービス

・ショートレビュー、財務調査・上場支援アドバイザリー
・海外上場アドバイザリー
・準金融商品取引法監査（上場準備監査）
・金融商品取引法監査
・インキュベーション活動

設立年月日

2025年7月1日

代表者

事業部長 ：坂井 知倫（さかい