TERASS、総額31億円のシリーズCラウンドを実施

資金調達データ

  • 関連ワードAI, TERASS, シリーズC, 不動産仲介, 資金調達
  • 配信日2025年7月30日 11時00分

資金調達の概要

株式会社TERASSは、総額31億円のシリーズCラウンドを実施し、農林中金キャピタル、みずほキャピタル、ブーストキャピタル、Z Venture Capitalなど10社の投資家が引き受け先となりました。この資金は、第三者割当増資20億円と既存株主からの株式譲渡(セカンダリー取引)11億円で構成されています。これにより、シリーズAラウンド以降の累計調達額は42.6億円に達しました。調達した資金の主な用途としては、AIを活用したエージェントの生産性向上や顧客体験の進化、不動産取引および金融事業の拡充、優秀な人材の採用、M&Aなどが挙げられています。また、資金調達にあたり「カクテルディール」として、既存の株主との協力関係を強化することを企図しています。

資金調達の背景(推測)

TERASSの資金調達の背景には、日本の不動産業界が抱える生産性の低さと顧客サービスの質向上への強いニーズがあります。特に、日本ではエージェントの生産性がアメリカと比較して約40%低く、営業ノルマの厳しさや顧客体験の向上が難しいといった構造的な問題があります。これに対処するために、TERASSは「次世代不動産エージェントファーム」を構築し、AIなどのテクノロジーを活用して効率化と顧客体験の向上を図っています。

特に近年では、住宅市場の価格高騰や新築住宅の供給減少、中古住宅の選定の難しさが顧客に影響を与えており、こういった背景から不動産取引に対する信頼性のあるパートナーが求められています。TERASSは、このニーズに応える形で資金を調達し、事業拡大やエージェント支援の強化に取り組んでいると考えられます。

資金調達が成功した理由(推測)

資金調達が成功した理由として、いくつかの要因が考えられます。まず、TERASSのビジョンと成長戦略が明確であり、投資家にとって魅力的だった点が挙げられます。「独立系不動産仲介会社としての売上高」「不動産仲介営業職の人数規模」「不動産取引・資産形成関連サービスの充実度」の3つの「NO.1」を目指す具体的な目標が、投資家に信頼感を与えた可能性があります。

次に、資金調達の方法として「カクテルディール」を採用した点も成功要因の一つでしょう。この方法により、既存株主のシナジーと新規資金の両方を取り入れることができ、長期的なパートナーシップを強化する機会を生み出しました。これにより、TERASSは資金調達を通じて戦略的な成長を実現できるモデルを提示しました。

また、具体的な数値として、エージェントの人数や顧客満足度の向上も、投資家にとって重要な指標であり、これらの成果が資金調達成功の要因となったと考えられます。TERASSでは、900名以上のエージェントを持ち、顧客満足度が98%という高評価を得ているため、事業の成長が期待されます。

資金調達の参考にすべきポイント

法人経営者や財務担当者がTERASSの資金調達事例から学ぶべきポイントはいくつかあります。まず第一に、明確なビジョンと成長戦略の重要性があります。投資家に対して具体的かつ実行可能なプランを提示することで、信頼を得ることができるため、自社のミッションや目標を明確にし、それに基づいた戦略を策定することが不可欠です。

次に、資金調達の多様な手法を活用することも重要なポイントです。「カクテルディール」のように、既存株主との協力関係を強化しながら資金調達を行うことで、より大きなシナジー効果を生むことが可能です。このような柔軟なアプローチは、資金調達の成功率を高めることができます。

また、投資家との長期的な関係構築を重視することも重要です。TERASSは、引き受け先の投資家と共に成長していく姿勢を持っており、投資家が持つリソースや知見を活かすことで、事業のバリューアップを図ることができます。これにより、資金調達だけでなく、事業の発展にもプラスの効果をもたらすでしょう。

最後に、顧客満足度や業績の数値を透明に示すことが投資家に対する信頼感を醸成します。定量的なデータや実績をしっかりと分析し、自社の成長を証明するための材料として活用することが、次回の資金調達時においても強いアピールポイントとなるでしょう。これにより、投資家はリスクを低く見積もりやすくなり、資金提供に前向きになることが期待されます。

以上のポイントを踏まえ、自社の資金調達戦略を考える際に、TERASSの成功事例から多くの示唆を得ることができるでしょう。

TERASS、総額31億円のシリーズCラウンドを実施次世代不動産エージェントファームの構築を加速。AI活用・M&A・採用強化で、不動産仲介の「3つのNo.1」を目指すTERASS2025年7月30日 11時00分4647

不動産仲介関連サービスを提供する株式会社 TERASS(東京都港区、代表取締役:江⼝亮介、以下「TERASS」)は、農林中金キャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、ブーストキャピタル株式会社、Z Venture Capital株式会社など10社を引き受け先とする、総額31億円(第三者割当増資20億円、既存株主による株式譲渡(セカンダリー取引)11億円)のシリーズCラウンドを実施いたしましたので、お知らせいたします。なお、シリーズAラウンド以降の累計資金調達額は、今回の第三者割当増資額を含め42.6億円となりました。TERASSは今回の資金調達を基にさらに事業成長を加速させることにより、2027年を目標に、「独立系不動産仲介会社としての売上高」「不動産仲介営業職の人数規模」「不動産取引・資産形成関連サービスの充実度」の‶3つのNO.1”となることで、「いい不動産取引」を通じてお客さまをよりよい暮らしと資産形成に導くメインプレイヤーの地位を確立いたします。

調達の目的
このたび調達した資金は主に不動産エージェント(以下、「エージェント」)の飛躍的な生産性向上と顧客体験進化を実現するためのAIをはじめとするテクノロジーの強化や、不動産取引、住宅ローン等の金融事業および資産形成関連サービスの拡充と、これらの事業拡大を見据えた優秀な不動産エージェントや本部社員の採用活動、M&Aの実行等に充てられ、それによりスピーディーな成長を実現します。

なお、今回の資金調達においては、中期的な成長戦略の実現に向け、第三者割当増資だけでなく既存株主によ

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出典 PR TIMES

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