ElevationSpace、プレシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施。累計調達額は37億円に

資金調達データ

  • 関連ワードプレシリーズB, 再突入衛星, 宇宙環境利用, 日本初, 資金調達
  • 配信日2025年9月17日 12時00分

資金調達の概要

ElevationSpaceは、プレシリーズBラウンドで11億円の資金を調達しました。これは、既存投資家を含む8社を引受先とした第三者割当増資および金融機関からの融資によるものです。これにより、累計調達額は37億円となります。この資金は、2026年後半以降に予定されている日本初の民間主導による再突入衛星「あおば」の打ち上げと、宇宙から地球への輸送サービスの開発を加速させるために使用されます。具体的には、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」と、有人拠点からの高頻度物資回収サービス「ELS-RS」の開発体制を強化するために活用される見込みです。

資金調達の背景(推測)

ElevationSpaceが資金調達を行った背景には、宇宙産業の急成長とその中で確固たる地位を築く必要性があると推測されます。2030年に国際宇宙ステーション(ISS)が運用終了することが決まり、その後の宇宙研究・開発環境の確保が課題となっています。また、宇宙産業の参入障壁の低下により、多くの企業がこの分野での競争に参入しています。その競争に勝ち抜くためには、高度な技術力や独自性が求められます。

ElevationSpaceが持つ「再突入・回収技術」は、特に注目されています。この技術は、多様な宇宙利用の形を実現する可能性が高く、官民での広がりが期待されています。また、技術的な進展や政府機関からの資金援助、さらには地域企業との連携が進む中、事業の拡大を図るために追加の資金が必要だったと考えられます。

資金調達が成功した理由(推測)

ElevationSpaceの資金調達が成功した理由には、以下の点が考えられます。まず、同社が掲げる「軌道上のヒト・モノをつなぐ交通網の構築」というビジョンが、多くの投資家に共感を呼んだからです。宇宙産業は今後の成長が見込まれる分野であり、その中で確かな技術とビジョンを持った企業への投資が魅力的であるとの理解が広まっています。

次に、これまでの実績が評価されたことも一因です。ElevationSpaceは、再突入衛星「あおば」の打ち上げに向けて着実に開発を進めており、その進捗が投資者に信頼感を与えています。また、技術的な挑戦だけでなく、官公庁や防衛関連の企業との関係の深化も手伝い、事業の信頼性を高めています。

最後に、複数の既存投資家の参加が資金調達の成功を後押ししました。既に投資を行っている企業が再び出資することで、新しい投資家も参加しやすくなり、大規模な資金調達が実現したと推測されます。

資金調達の参考にすべきポイント

ElevationSpaceの資金調達は、他の企業にとっても多くの学びを提供するものです。以下のポイントが特に重要です。

  1. 明確なビジョンを持つこと: 投資家は、ビジョンとミッションが明確である企業に投資する傾向があります。自社の強みや将来のビジョンをしっかりと示すことが重要です。

  2. 技術力と実績の重要性: 基本的な技術力や、過去の実績を明確に示すことで、投資家に信頼感を与えることができます。特に宇宙産業のような高度な技術が求められる領域では、信頼性が鍵です。

  3. 既存のネットワークを活用する: 既存の投資家との信頼関係を活かし、追加の資金を獲得することが有効です。彼らが再度出資することで、新たな投資者も参加しやすくなります。

  4. 地域との連携: 地域企業や銀行との連携を深めれば、さらなる資金調達の機会が生まれます。地域に根ざしたビジネスを展開し、共同で新たな市場を開拓することが重要です。

  5. 長期的な関係の構築: 投資家と長期的な関係を築くことを意識しましょう。信頼関係を基にしたパートナーシップは、将来的な資金調達やビジネス展開にとって不可欠です。

これらのポイントを参考にすることで、企業は資金調達を成功させるための戦略を立てることができるでしょう。企業の成長にとって資金調達は重要な要素であり、徹底的に準備することが結果につながるといえます。

ElevationSpace、プレシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施。累計調達額は37億円に日本初の民間主導による再突入衛星「あおば」の打ち上げと事業加速に向け、開発体制を拡大株式会社ElevationSpace2025年9月17日 12時00分12

日本が世界に誇る小型衛星による再突入技術を軸に、宇宙から地球への輸送サービスを開発する株式会社ElevationSpace(代表取締役CEO:小林稜平、読み:エレベーションスペース、以下「ElevationSpace」)は、プレシリーズBラウンドにおいて、既存投資家含む8社を引受先とする第三者割当増資に加え、金融機関等からの融資により総額11億円の資金調達を実施しました。これにより、2021年2月創業以来の累計調達額は37億円に達しました。

◼️ 資金調達の背景
ElevationSpaceは、「軌道上のヒト・モノをつなぐ交通網を構築する」というビジョンのもと、宇宙から地球への新たな輸送サービスの実現に取り組んでいます。現在、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」および有人拠点からの高頻度物資回収サービス「ELS-RS」の事業化を進めており、その第一歩として、日本初の民間主導による再突入衛星「あおば」の打上げを2026年後半以降に計画しています。

シリーズA資金調達以降、当社は組織規模を50名超へと拡大し、開発体制を大きく強化してまいりました。「あおば」のエンジニアリングモデル(EM)の完成と各種環境試験の完了、福島工場を含む開発環境の整備、さらに豊田自動織機との大気圏再突入システム用耐熱材料の共同開発など、技術面・体制面ともに着実な前進を遂げています。また、当社の参画するNeSTRAが提案する火星着陸機開発および地球低軌道上からの大気圏再突入実証プロジェクトが宇宙戦略基金事業に採択されるなど、挑戦的

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出典 PR TIMES

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