StartPass、アクシスコンサルティングとの業務提携を強化。スタートアップのCxOポジションを副業から始められるマッチングサービス「CxO-Pass」を提供開始

資金調達ニュースの概要

このプレスリリースでは、株式会社StartPassがアクシスコンサルティングとの業務提携を強化し、新たに「CxO-Pass」という副業に特化したマッチングサービスを開始したことが発表されています。このサービスは、スタートアップに対してコンサルタントがCxOポジションで副業を通じて参画することを可能にするものであり、スタートアップの成長をサポートすることを目指しています。具体的には、StartPassが持つスタートアップ顧客の求人に対して、アクシスコンサルティングがコンサルタントを紹介する形を取ります。目指すは国内最大級のスタートアップCxO人材プールであり、3年間で5,600人の登録を見込んでいます。

この「CxO-Pass」サービスは、スタートアップのファウンダーにとって必要不可欠な仕事仲間（CxO）を確保するためのもので、シードやアーリーフェイズのスタートアップに特に焦点を当てています。ただ単に人材を紹介するだけでなく、ファウンダーの要求や特性にマッチした人材を厳選することが重視されています。また、副業形式での参加が可能になることで、求職者と企業の相互理解を深め、マッチングの精度を高めることが期待されています。

資金調達ニュースの背景（推測）

日本は現在、人口減少社会に直面しており、経済成長を維持するためにはスタートアップの成長が不可欠となっています。スタートアップが持つ革新力は、日本経済における新たなユニコーン企業を生み出すための原動力とされています。しかし、資金調達が容易になった一方で、スタートアップのボトルネックとなる「人」の確保に課題が残っています。この課題を解決するためには、専門的なスキルを有する人材がスタートアップに流入する仕組みを構築することが重要です。

アクシスコンサルティングとの提携を強化した背景には、コンサルタント出身者の知見がスタートアップの経営に寄与できるという認識があったのでしょう。スタートアップは、経営課題を解決するための専門知識や経験が求められますが、依然としてコンサルティングファーム出身者のスタートアップへの転身は少なく、効果的なマッチングが行われていませんでした。「CxO-Pass」は、このミスマッチを解消するためのソリューションであり、特に成長が期待されるシード及びアーリーフェイズのスタートアップにおいて重要視されています。

さらに、このサービスを通じて、経営資源の確保だけでなく、スタートアップとコンサルティングファームの境界を超えた人材の流動化が進むことが期待されています。雇用形態の多様化が進む中、副業という形での参画は、双方にとってのリスク軽減とキャリアの双方における選択肢を広げる要因となります。

資金調達ニュースから参考にすべきポイント（推察）

1. スタートアップの人材確保における革新：この提携は、スタートアップが抱える人材に関する課題を解決するための新たなアプローチです。今後のスタートアップ経営者や財務担当者は、サポートを受ける人材をどう確保するかの戦略を見直すべきと言えます。例えば、このようなマッチングサービスを活用することで、短期間で質の高いリーダーシップを確保できる可能性があるため、外部のリソースを利用することの重要性を再認識する必要があります。

2. 副業を取り入れる働き方の選択肢：副業としての参加が可能な「CxO-Pass」は、特に多様な働き方を受け入れるスタートアップにとって助けとなります。このような柔軟な働き方は、求職者にとっても選択肢が広がることを意味し、採用市場における競争力を高める要因ともなります。スタートアップ経営者や人事担当者は、今後の人材獲得戦略において、従来のフルタイム就労だけではなく、副業という柔軟なオプションを積極的に取り入れるべきです。

3. コンサルタントとの連携の重要性：アクシスコンサルティングが提供する専門的な知識や経験は、スタートアップの経営課題を解決する上で大きな助けとなります。同様のサービスを利用することで、スタートアップ経営者は自社の強みや市場のニーズを的確に把握し、より戦略的な経営判断を下すことが可能になるでしょう。これにより、採用戦略だけでなく、全体的な経営戦略をも見直す必要性が出てきます。

4. ビジョンと実行力のバランス：プレスリリースでは、実際に「CxO-Pass」を通じて成功事例として取り上げられた川島氏のコメントが紹介されています。こうした実績があることからも、スタートアップが求めるのは単に履歴書に書かれた経験ではなく、実際にビジョンを形にする能力と実行力を兼ね備えた人材であることが伺えます。スタートアップの経営者は、今後の採用においてこの二つの要素を重視すべきであり、面接プロセスなどにおいてもその確認を怠らないようにする必要があります。

5. 競合優位性の再構築：新たに参入するCxO人材は、スタートアップの成長に大きな影響を与える可能性があります。このため、スタートアップ経営者は、自社の競合優位性を再構築し、どのような人材をどの段階で投入するかをしっかりと検討することが求められます。「CxO-Pass」のような仕組みを活用することで、その判断がより戦略的になり、効果的な人材活用が可能になるでしょう。

以上のポイントを踏まえ、資金調達におけるスタートアップの皆様は、今後の戦略を見直していく必要があります。スタートアップが持つポテンシャルを最大限に引き出すためには、これまでの枠にこだわることなく、新たなマッチングサービスや多様な働き方を採り入れる柔軟性が求められるでしょう。

StartPass、アクシスコンサルティングとの業務提携を強化。スタートアップのCxOポジションを副業から始められるマッチングサービス「CxO-Pass」を提供開始国内最大級のスタートアップCxO人材プールとして、3年で5,600人の登録を目指す株式会社StartPass2024年9月25日 17時00分11
スタートアップのエコシステムプラットフォームを提供する株式会社StartPass（本社：東京都新宿区、代表取締役CEO：小原聖誉、以下「StartPass」）は、大手ファームの4人に1人が登録するアクシスコンサルティング株式会社（本社：東京都千代田区/代表取締役社長：山尾 幸弘、以下 「アクシスコンサルティング」）との業務提携を強化し、コンサルタントがスタートアップのCxOポジションを副業から始められるマッチングサービス「CxO-Pass」を2024年9月25日より提供開始します。
国内最大級のスタートアップCxO人材プールとして、3年で5,600人の登録を目指します。

■「CxO-Pass」サービス内容
「CxO-Pass」は、コンサルタントがコンサルティングファームでの業務経験やスキルを生かし、スタートアップファウンダーの右腕として活躍できるマッチングサービスです。StartPassの顧客であるスタートアップの求人に対して、スキルや要望に応じた求職者をアクシスコンサルティングが紹介します。
URL：https://axc.ne.jp/cxopass

（特徴）
・希少なシード/アーリーフェイズのスタートアップCxO求人を紹介
スタートアップのファウンダーが創業後、最初に必要とするのは、創業者の右腕となるCxO人材です。StartPassは、創業直後から数年以内のシードやアーリーフェイズのスタートアップを多く顧客として持ち、スタートアップファウンダーとの強いリレー