サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合から、スペースワン株式会社に出資いたしました。

資金調達データ

  • 関連ワードサステナビリティ, スペースワン株式会社, ニッセイ・キャピタル株式会社, ロケット, 出資
  • 配信日2024年10月9日 15時00分

資金調達の概要

この度、ニッセイ・キャピタル株式会社が運用する「サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合」が、宇宙スタートアップ企業であるスペースワン株式会社に出資を決定しました。出資金額は明示されていませんが、ファンドからの1社あたりの出資金額は1千万から1億円程度とされており、今後のロケット開発および打ち上げ能力を向上させるための資金調達として重要な役割を果たします。スペースワン社は、小型ロケット「KAIROS」を開発しており、国内外でのロケット打ち上げを可能にする技術力を有しています。また、特に身近な課題として宇宙産業の発展に寄与し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指しています。

資金調達の背景(推測)

日本における宇宙開発は、これまで米国やロシアに対して後れをとっていましたが、最近では民間企業の参入も増え、その技術力が注目されています。日本の固体燃料ロケット開発は、特に高い技術を持っており、この技術を基盤にした新たな市場開拓の可能性が期待されています。スペースワン社は小型ロケットの開発に注力しており、その需要は特に通信や観測衛星の打ち上げにおいて高まっています。国際的な宇宙ビジネスの中で、価格競争力や打ち上げの頻度を向上させることが急務となっています。このような背景から、ファンドがスペースワン社への出資を決定したと考えられます。また、スペースワン社は既に打ち上げを行った実績があり、得られたデータを活用して技術向上を進めているため、将来性に対する信頼感も高まっています。

資金調達が成功した理由(推測)

この資金調達が成功した理由の一つは、スペースワン社の持つ技術力および市場ニーズに対する適合性です。日本国内でのロケット打ち上げ能力の向上が求められる中、スペースワン社はそのニーズに応える形で技術開発を行っています。さらに、宇宙産業は今後成長が期待される分野であり、特に小型ロケットの市場は急速に拡大しています。そのため、投資家にとってリスク軽減のための魅力的な投資先となっていると推測されます。また、ニッセイ・キャピタルが本格的にサステナビリティに注力していることも要因の一つです。ファンド設立時から明言されているように、SDGsに関連する技術やサービスへの投資は、社会貢献の観点からも注目されています。投資の成功は、企業の成長と社会のニーズの両方に合致している点にも起因しています。

資金調達の参考にすべきポイント

資金調達の成功に向けて法人経営者や財務担当者が参考にすべきポイントはいくつかあります。まず、プロジェクトの社会的意義を明確に説明することが重要です。特に今回のようにSDGs関連のテーマでの投資は、投資者にとっての魅力的な要素となりえます。事業の将来性を適切にアピールし、リスクマネジメントや競争優位性などについても具体的なデータを示すことが必須です。また、資金の用途や見通しを明確にし、透明性を持たせることが信頼感を高める鍵となります。さらに、先行する技術の実績や予想される市場の成長トレンドについて鋭い洞察を示すことも重要です。加えて、ファンド運営側との良好な関係を築くことで、新たな資金調達の機会を得やすくなる点も重要です。

このように、スペースワン社のケースは、未来の成長が期待される分野に対する資金調達の成功例として、他の企業にとっても多くの学びがある事例と言えます。特に、社会的責任や環境意識が高まる中で、これらの要素を踏まえたビジネス戦略を構築することが必須となります。

サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合から、スペースワン株式会社に出資いたしました。ニッセイ・キャピタル株式会社2024年10月9日 15時00分3この度、ニッセイ・キャピタル株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:上⽥ 宏介)は、サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合より、小型ロケット「KAIROS(カイロス)」及び射場の開発・製造・打上を行うスペースワン株式会社に出資いたしました。ニッセイ・キャピタルは、⽇本⽣命グループの⼀員としてスペースワン社の成⻑とSDGs達成に貢献してまいります。

スペースワン社の概要
スペースワン社は、契約から打上げまでの「世界最短」と打上げの「世界最高頻度」の小型ロケット打ち上げサービス提供を目指し活動する宇宙スタートアップです。

出資背景
日本国内でのロケット打上能力の向上が大きな課題となっているなか、当社は日本が長い歴史を誇る固体燃料ロケットの高い技術力を有していることに加え、自前の射場による高頻度でのロケット打ち上げ能力も備えています。当社ロケットであるカイロスは2024年3月に1号機の打上を行いましたが、ミッション完了には至りませんでした。しかし、そこで得られたデータにより着実に成功に向けた歩みを進めており、依然として有望な小型ロケット開発のスタートアップであると評価していることから、今回出資いたしました。

ロケット開発は難易度が高く長期間かかりうる壮大な投資テーマですが、18年という当ファンドの長いファンド設定期間を活かし、長期的にご支援していきたいと考えています。

スペースワン株式会社 会社情報
・会社名:スペースワン株式会社
・設立 :2018年7月
・所在地:東京オフィス 東京都港区芝公園1-2-6 ランドマーク芝公園6F
スペースポート紀伊 和歌山県東牟婁郡

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出典 PR TIMES

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