福岡ひびき信用金庫・株式会社三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行株式会社からの出資受入れのお知らせ

資金調達の概要

本ファンドである九州発ジャパン・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合は、福岡ひびき信用金庫、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社からの出資を受け入れることを発表しました。この出資は新たな有限責任組合（LP）としての参加を意味し、ファンドの運営はMCPグループによって行われます。このファンドは、スタートアップ企業に対するリード又は準リードの投資を行い、投資対象は実証段階を済ませた企業で、将来的なグローバル展開を目指すものです。今後の資金運用においては、特にESG（環境・社会・ガバナンス）に資する技術やサービスを提供する企業に力を入れる方針です。最終的には50億円以上の運用規模を目指し、運用期間は2023年3月から10年間となっています。

資金調達の背景（推測）

福岡市は「国際金融都市」の構想を掲げており、その推進の一貫としてMCPグループが進出してきたことが背景にあります。このような地域発展の構想の中で、地域経済の活性化やスタートアップ支援に対するニーズが高まっていることが資金調達の要因となっています。地域金融機関の出資は、地元経済の発展を促すためにも重要な位置を占めており、福岡ひびき信用金庫と大手都市銀行が共同で出資することで、ファンドの信用力が向上し、他の投資家からの資金調達にも好影響を与えるでしょう。また、ESGに対する関心が高まる中、これに対する柔軟な投資方針を打ち出すことが、出資を決めた背景の一つと考えられます。

資金調達が成功した理由（推測）

まず、MCPグループが持つ20年以上の日本と海外市場をつなぐネットワークとパートナーシップが、出資者からの信頼を得る上で大きな要因となったと推測されます。特に、スタートアップに対するハンズオン支援を強調し、実証段階を経た企業に対するリード投資を行うことは、投資リスクの低減を意識した戦略として評価されるでしょう。また、ファンド運営を行うMCPアセット・マネジメントの実績や地域の特性を活かした運営方針が、地域金融機関の期待に応える形で出資を呼び込んだ要因と考えられます。万が一のリスクを分散するために、複数の銀行からの資金調達を行うことで、各方面からの経済的バックボーンも強くなっています。

資金調達の参考にすべきポイント

この資金調達の成功は、いくつかの重要なポイントを示唆しています。まず、地域の金融機関との連携が不可欠であるという点です。地域密着型の投資ファンドは、地元企業を応援する姿勢が強く、出資先との信頼関係を築くことが重要です。このような関係は、資金調達だけでなく、事業運営全般においてもプラスに働くでしょう。また、ESG投資に対する意識の高まりを受けて、持続可能性を考慮した投資方針の策定が重要です。将来的に成長が見込まれる分野への投資を行うことで、投資家の多様なニーズに応えることが可能となります。

さらに、ファンド運営においては、ハンズオン型の支援が有効です。投資先企業に対して経営戦略や資本政策などの具体的な支援を行うことが、投資の成果を最大化する手段となります。また、広範なネットワークを活用しながら、国内外での情報収集や市場開拓を行うことも、成功した資金調達の一因とされています。このような統合的アプローチは、他の法人にとっても参考になる重要なポイントです。

資金調達の際には、業界内のトレンドや投資家のニーズを常に把握し、柔軟に対応できる姿勢を持つことが求められます。資金を調達する目的が明確であること、そしてその目的を達成するための戦略を設定することが、今後の資金調達活動においても重要な要素となるでしょう。

福岡ひびき信用金庫・株式会社三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行株式会社からの出資受入れのお知らせMCPアセット・マネジメント株式会社2024年10月16日 13時30分6MCPグループが運営する九州発ジャパン・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合（以下「本ファンド」）は、新たなLPとして福岡ひびき信用金庫、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社に出資、参画いただくことになりましたのでお知らせいたします。本ファンドは、MCPグループが国際金融都市構想の中で福岡市様からのご誘致を受け2021年に福岡に進出して以来、TEAM FUKUOKAの一員として活動し、国内有力機関投資家様5社を含む投資家様からご支援を得て2023年3月に設立されました。本年1月にはさらに2社のご出資を得て、これまで主にリード（又は準リード）投資家として、九州・沖縄のスタートアップを中心に計7社に投資しています。
MCPグループは、本ファンドの設立を皮切りに、日本企業の海外進出支援及び海外投資資金の呼び込みに加えて、TEAM FUKUOKAでの活動や地域大学との連携、日本政府が目指す国際金融機能誘致及び資産運用特区構想等幅広く取り組んでいます。これらの活動を通じ、このたび、福岡ひびき信用金庫・株式会社三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行株式会社にご出資いただくこととなりました。

■本ファンドの概要
本ファンドは、日本からグローバルで戦える企業を輩出することを投資理念として、（1）実証段階を済ませたミドルステージ以降のスタートアップ企業にリード又は準リードとして投資を行い、（2）20年以上日本と海外市場を繋いできたMCPグループのネットワーク・パートナーシップ及び金融・経営に関し豊富な経験を持つチームメンバーの知見を活用し、経営戦略や資本政策等に関するハンズオン支援を行うこと、を特徴とす