インターステラテクノロジズ、シリーズEラウンド総額39億円で資金調達完了

資金調達データ

  • 関連ワードちばぎんキャピタル, インターステラテクノロジズ, シリーズE, 宇宙輸送, 資金調達
  • 配信日2024年10月24日 13時00分

資金調達の概要

インターステラテクノロジズ株式会社は、シリーズEラウンドにおいて総額約39億円を資金調達しました。この資金調達には、ちばぎんキャピタル株式会社をはじめとする複数の新たな引受先が参加しており、今回の増資により累計調達額は227億円に達しました。資金調達の具体的な手法は第三者割当増資であり、これにより資金は事業の加速化に向けて活用される予定です。

調達した資金は、ロケット事業と人工衛星事業の両方に投資される見込みです。特に、インターステラテクノロジズは日本初のロケットおよび人工衛星を統合的に扱うスタートアップとして、宇宙輸送と宇宙利用の両面から事業展開を目指しています。この調達により、ロケット及び人工衛星の開発が進むとともに、より効率的な宇宙輸送サービスの提供が期待されます。

資金調達の背景(推測)

インターステラテクノロジズが資金調達を行った背景には、宇宙産業の急成長とそれに伴う市場ニーズの高まりがあると考えられます。日本国内外では宇宙関連の産業が急速に拡大し、多くの企業が宇宙利用に参入しています。このような状況下、インターステラテクノロジズはロケットと人工衛星の両面で競争力を持つ企業として、成長機会を逃さないための資金を求めていたと考えられます。

また、与えられた資金調達によって、国からの支援や補助金も得やすくなるという背景もあるでしょう。文部科学省の中小企業イノベーション創出推進事業からの交付決定の事実も、その一例です。さらに、新たな技術開発や衛星通信事業への参入を狙って、研究機関との連携を強化するという戦略も、資金研修の一因であったと考えられます。特にNICTとの連携は、技術的な信頼性を高め、市場へのアプローチを円滑に進める助けとなるでしょう。

資金調達が成功した理由(推測)

資金調達が成功した理由は、いくつかの要因に基づいていると推測されます。第一に、インターステラテクノロジズが持つ「国内初のロケットと人工衛星の垂直統合型スタートアップ」という独自のポジショニングが挙げられます。このような差別化は、投資家にとって魅力的な要素となり、資金調達の成功に寄与したと考えられます。

第二に、インターステラテクノロジズの実績も重要です。これまでに観測ロケットMOMOを用いて宇宙空間への到達を果たした実績は、投資家に対して技術の実現可能性を示す重要な要素となりました。この成功体験が、さらなる資金調達を後押しする要因となったでしょう。

さらに、資金調達の背景には、参加する引受先の多様性があると考えられます。SBIグループやNTTドコモ、さらには研究機関であるNICTが関与していることは、企業が持つ信頼性や技術力を考慮した結果であり、これが他の投資家に対する信号として働いた可能性があります。特に、大手企業や信頼性のある機関が参画することで、他の投資家も安心して資金を提供できる環境が整ったでしょう。

資金調達の参考にすべきポイント

インターステラテクノロジズの資金調達から学ぶべきポイントは多くあります。まず一つ目は、ユニークなビジネスモデルの確立です。企業が他の競合と差別化するためには、明確なビジネスモデルを持つことが重要です。インターステラテクノロジズは「ロケットと人工衛星の垂直統合」という特異なスタンスを持ち、この点が投資家の関心を引く要因となったと推測されます。

二つ目は、実績を示すことです。技術の実証や成果を投資家に示すことは、資金調達の成功に結びつく重要な要素です。インターステラテクノロジズは過去の成功事例を基に信頼性を築いており、これが追加資金獲得の礎となりました。

三つ目は、ネットワークの重要性です。資金調達を円滑に進めるためには、信頼できるネットワークを構築することが欠かせません。インターステラテクノロジズは、既存のパートナーや新たな引受先との関係を活用し、相互に信頼できる関係を形成しています。特に、技術研究機関との連携は、投資の信頼性を高める要因となります。

最後に、資金をどのように活用するかの明確なビジョンも重要です。資金調達に成功するためには、投資家に対して収益性や社会的意義を示す必要があります。インターステラテクノロジズは、具体的なプロジェクトや研究開発計画を示すことで、投資家に対して信頼を獲得しています。

以上のポイントは、法人経営者や財務担当者が今後の資金調達の際に参考にすべき重要な要素となるでしょう。

インターステラテクノロジズ、シリーズEラウンド総額39億円で資金調達完了ちばぎんキャピタル株式会社などから追加調達、累計資金調達額が227億円にインターステラテクノロジズ株式会社2024年10月24日 13時00分0
宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡⼤樹町、代表取締役 CEO:稲川貴⼤、以下インターステラテクノロジズ)は、ちばぎんキャピタル株式会社(ひまわりG5号投資事業有限責任組合)などを新たな引受先とした第三者割当増資により約8億円の追加調達を行い、シリーズEラウンドとして総額約39億円の資金調達を完了しました(*1)ので、お知らせいたします。これにより、補助金などを含めた累計の調達額は約227億円となりました。
資金調達の背景と目的
本ラウンドにはSBIグループや株式会社NTTドコモなどが参画しており、インターステラテクノロジズは日本初のロケットと人工衛星による垂直統合型スタートアップとして、今回調達した資金によってロケットおよび人工衛星の両事業を加速させてまいります。

インターステラテクノロジズのロケット事業は2024年9月、文部科学省の「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)」でステージゲート審査を通過し、新たに最大46.3億円の交付が決まっています(*2)。一方の人工衛星事業は、ロケット会社が有することで強みが最大化できる分野に特化しており、SpaceX(米国)の「Starlink」を筆頭とした衛星通信事業への参入を目指しています。インターステラテクノロジズが掲げる「衛星通信3.0」はスマートフォンなどの地上端末と直接つなぐことができ、地上通信網と同等の高速かつ大容量が可能な次世代通信です。2023年9月より国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)

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出典 PR TIMES

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