資金調達データ
- 関連ワード27.1億円, HAKKI AFRICA, アフリカ, シリーズC, 資金調達
- 配信日2025年4月11日 10時00分
資金調達の概要
HAKKI AFRICAはシリーズCの資金調達において、1stクローズで19.7億円、2ndクローズで7.38億円の合計27.1億円を調達しました。この資金調達では、SMBCベンチャーキャピタルやグローバル・ブレインなど、複数の有力投資家が参加しています。特に2ndクローズには、グロービス・キャピタル・パートナーズやSBIグループなどが参加し、より多様な投資家からの支持を得るに至りました。この資金を利用して、HAKKI AFRICAは事業の海外展開を進める計画です。これまでの累積調達額は49.0億円となり、事業成長を続けるための重要な基盤を構築しています。
HAKKI AFRICAが行うタクシードライバー向けのマイクロファイナンス事業は、特に銀行から融資を受けられない状況にあるドライバーを対象としています。これに対して、同社は独自のクレジットスコアリングシステムを構築し、リスクを抑えつつ、ドライバーに対する車両購入用のファイナンス商品を提供しています。
資金調達の背景(推測)
HAKKI AFRICAがこのタイミングで資金調達を行った背景には、アフリカ市場における成長機会と競争の激化が考えられます。近年、アフリカにおけるフィンテック業界は急成長を遂げており、特にマイクロファイナンスは銀行がサービスを提供できない層に対して信頼性の高い金融商品を提供する手段として人気を集めています。HAKKI AFRICAは、既存の顧客基盤と信頼をもとに、更なる市場シェアの拡大を図る必要があると考えられます。
また、同社がケニアでのビジネスを展開していることを考慮すれば、アフリカ全体における金融アクセス向上へのニーズや、新興国における信用の構築への意識の高まりが資金調達を促進する要因となったと推測されます。特に、アフリカでは金融システムのアクセスが限られているため、タクシードライバーのような小規模事業者への需要が常に存在しています。
資金調達が成功した理由(推測)
HAKKI AFRICAが今回の資金調達に成功した理由として、いくつかの要因が考えられます。まず、同社のビジネスモデルが新興市場における実際のニーズを的確に捉えている点です。出発点としてのタクシードライバーに特化することで、特定のニーズに全力を注ぎ、顧客の信頼を獲得しています。また、3期連続での黒字経営を達成し、前年比で1,330%の経常利益成長を記録したことが、投資家に対する強いアピールポイントとなったと推測されます。
さらに、グローバル・ブレインやグロービス・キャピタル・パートナーズといった名だたる投資家がリード投資家として参加したことも、資金調達成功の大きな要因です。これらの投資家は市場での知名度が高く、その信頼性が他の投資家を引き寄せる効果をもたらしました。特に、HAKKI AFRICAの事業に対する現地での強いブランド認知も、投資判断の一因と考えられます。競争が激化する市場であっても、ブランドの認知度及び信頼性は資金調達の成功に寄与する重要な要素です。
資金調達の参考にすべきポイント
法人経営者や財務担当者にとって、HAKKI AFRICAの資金調達から得られる参考ポイントはいくつかあります。まず第一に、明確なビジネスモデルの構築が重要です。HAKKI AFRICAのように特定の顧客層に特化することで、ニーズを的確に理解し、支持を集めることができるでしょう。多くの投資家は、顧客の問題を解決する具体的なアプローチに高い価値を見出します。
次に、持続可能な成長を示す指標の提示が鍵となります。HAKKI AFRICAは、黒字経営と高い成長率を記録することで、投資家に対する信頼感を確立しました。企業は一貫して成長を示す数字を提示し、それが持続可能であることをアピールすることが重要です。
さらに、リード投資家を引きつける戦略も参考にすべきです。信頼できるパートナーや経験豊富な投資家を選び、彼らの知見やネットワークを活用することで、資金調達の成功率を高めることができます。HAKKI AFRICAが多様な投資家と関係を築いたように、企業も資金調達の際には複数の選択肢を持つことが望ましいです。
最後に、地域及び市場に特有の機会を捉える柔軟性も大切です。HAKKI AFRICAはアフリカ市場という特定のニーズに応じた事業を展開しており、地域の特性を生かすことが資金調達の成功に寄与しました。法人経営者は、自社の事業環境を正確に分析し、適切な戦略を立てて資金を調達することが不可欠です。
以上のポイントを踏まえることで、法人経営者や財務担当者はより効果的かつ戦略的に資金調達を行うことができるでしょう。
HAKKI AFRICA、シリーズC 総額で27.1億円の資金調達を実施アフリカのFintech最前線に立つ日本人起業家のプレスリリース株式会社HAKKI AFRICA2025年4月11日 10時00分0グローバルサウスでタクシードライバー向けマイクロファイナンス・リース事業を行うHAKKI AFRICA(ハッキアフリカ)はシリーズC 1stクローズのSMBCベンチャーキャピタル株式会社(代表取締役社長 佐伯 友史)とグローバル・ブレイン株式会社(代表取締役社長 百合本 安彦)を共同リード投資家とする19.7億円の資金調達に続いて、グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社(代表取締役 堀 義人)を共同リード投資家とする7.38億円(融資含む)の資金調達を実施し、シリーズCの調達合計額が27.1億円となりました。
■今回の資金調達について
以下のVC/CVC/事業会社を引受先とする第三者割当増資と融資によって1stクローズで19.7億円、2nd クローズで7.38億円の資金調達を実施し、創業以来の累計調達額は49.0億円となりました。今回の増資を受けて当社は更なる海外展開を進めます。第三者割当増資参加投資家は下記の通り(順不同)
【1st close】
SMBCベンチャーキャピタル株式会社
グローバル・ブレイン株式会社
農林中央金庫(ファンド運営会社:グローバル・ブレイン株式会社)
グローブアドバイザーズ株式会社
ごうぎんキャピタル株式会社
【2nd close】
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
SBIグループ
TIS株式会社
融資(社債投資等含む)での参加銀行・ノンバンク・その他金融機関は下記の通り(順不同)
三井住友銀行
Funds Startups
北國銀行
ファルス株式会社
出典 PR TIMES