資金調達データ
- 関連ワードBPaaS, コーポレートセクレタリー, スタートアップ, スマートラウンド, パートナー募集
- 配信日2025年7月24日 10時00分
資金募集の概要
株式会社スマートラウンドは、BPaaS(Business Process as a Service)事業をコーポレートセクレタリー業務に特化し、外部パートナーの募集を開始することを発表しました。この新たな方向性は、スタートアップに特化したコーポレートセクレタリー業務の提供を通じて、顧客企業に対するサポートを強化する目的があります。スマートラウンドは、主にJ-KISS転換実務や株式発行に関連する機関決議のサポートを行っており、しっかりしたパートナーシップを構築し、クライアントの資金調達を円滑にするための基盤を整えています。
スマートラウンドが新たに発表したパートナー募集は、経理や労務の領域に強みを持つBPO/BPaaSサービスプロバイダーの協力を求めるものです。この連携によって、特にスタートアップ企業の資金調達プロセスを支援し、経理や労務の業務が整った状態でコーポレートセクレタリー業務を提供することで、より効果的なサポートが可能になります。資金調達を成功させるためには、高度な専門知識を持つパートナーとの協力が不可欠であり、これがスマートラウンドの新たな事業戦略の核心となっています。
資金募集の背景(推測)
スマートラウンドがコーポレートセクレタリー業務に特化することにした背景には、いくつかの要因があります。まず一つは、経理や労務といった分野において多くの競合が存在することです。特に中小企業向けの経理や労務サービスは既に多くの優れたBPO/BPaaS事業者が参入しており、差別化が難しい状況にあります。これに対抗するために、スマートラウンドは自社の強みを見極め、スタートアップ向けのコーポレート業務に特化することで、独自の市場を開拓しようとしています。
さらに、コーポレートセクレタリー業務は、資金調達や株主とのコミュニケーションといった重要な要素を含みます。これらの業務は、企業の成長に直結するため、経験豊富なパートナーとの連携が非常に重要です。このような背景から、スマートラウンドはコーポレートセクレタリーにおける専門性を高めることで、顧客に対する価値を提供し続ける意図があります。
また、専門人材の確保が難しいという観点も無視できません。コーポレートセクレタリー業務を適切に遂行するには、法的な知識や資本政策に関する深い理解が必要ですが、これらを兼ね備えた人材は稀です。スマートラウンドは、海外での競争も絡み合う中で、必要なスキルセットを持つ人材を集めることが重要であると認識しているため、そのための外部リソースを活用する方針を選びました。
資金獲得を成功させるためのポイント(推察)
資金調達を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず第一に、自社の提供するサービスの明確な差別化が挙げられます。スマートラウンドはコーポレートセクレタリー業務に特化することで、スタートアップ向けのニーズに応えることが可能となり、自社の競争優位性を高めることができます。この特化戦略により、効率的かつ効果的なサービス提供が実現できるため、顧客に信頼されるパートナーとなることが期待されます。
次に、顧客とのコミュニケーションの透明性が重要です。資金調達に関わるプロセスは複雑であるため、顧客に対して進捗状況や今後のステップを明確に伝えることが大切です。この透明性を通じて、顧客は安心感を持ち、さらなる依頼を行いやすくなるでしょう。その意味でも、スマートラウンドが提供しているサービスの内容や、サポートの流れを明示することが求められます。
さらに、関係構築の重要性も挙げられます。資金調達においては投資家との関係が重要ですが、これは単なる資金提供者ではなく、将来的なパートナーシップの可能性を見据えた関係を築くことが非常に重要です。スマートラウンドは、投資家とスタートアップとの架け橋になれる存在を目指し、その役割を果たすことで、信頼を獲得し続ける必要があります。
また、技術力も欠かせない要素です。デジタル化が進む中、経理や労務に関する処理を効率的に行うための技術力やツールの導入が成功の鍵となります。この点を踏まえ、スマートラウンドは自社の業務に適したプラットフォームやソフトウェアの導入を検討し、業務の効率化を図る必要があります。
最後に、持続的な成長のビジョンを具現化することも重要です。投資家は、短期的な利回りよりも、長期的な価値創造を重視する傾向があります。したがって、スマートラウンドはそのビジョンを具体化し、常にその道筋を顧客及び投資家に示し続けることで、信頼感を積み重ねることが求められます。このようなアプローチにより、スマートラウンドは今後の資金調達に成功する可能性を高めるでしょう。
スマートラウンド、BPaaS事業をコーポレートセクレタリー領域に特化。経理・労務領域は他のBPO/BPaaS事業者との連携を目指しパートナー募集開始スタートアップのコーポレートセクレタリー業務を代行し、事業に集中できる環境を株式会社スマートラウンド2025年7月24日 10時00分114スマートラウンド、BPaaS事業をコーポレートセクレタリー領域に特化。経理・労務領域は他のBPO/BPaaS事業者との連携を目指しパートナー募集開始。
株式会社スマートラウンド(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:砂川 大)は、今年3月にサービス開始したBPaaS事業を一部見直し、今後は「コーポレートセクレタリー代行業務」に集中します。また、経理・労務代行サービスの提供を7月23日より終了し、新たに経理・労務の領域で業務提携できる外部パートナーの募集を開始することをお知らせします。■ BPaaS事業の「選択と集中」の背景
弊社が提供するBPaas事業は「経理」「労務」「コーポレートセクレタリー」からなるスタートアップのバックオフィス業務をワンストップで支援することを目的としていました。しかし、ご提供を進める中で以下の理由により、「経理」「労務」の代行業務の提供を終了させていただくことを選択いたしました。①他サービスとの差別化の難しさ
ほぼ全ての中小企業が行っている経理・労務という業務は、既に多くの素晴らしいBPO/BPaaSプレイヤーが存在し、高度なノウハウをもとに高品質なサービスを提供しています。そのような市場環境において自社が提供する経理・労務分野に特化したSaaSプロダクトの提供なく、スタートアップに特化した形で参入しても、スマートラウンドならではの強みを活かした価値提供が困難であるという結論に達しました。②専門人材確保の壁
「経理」「労務」「コーポレートセクレタリー」
出典 PR TIMES