【顧客紹介サービス セールスハブ】かんぽNEXTパートナーズおよびSMBCベンチャーキャピタルより資金調達を実施。累計紹介提案数10万件を突破し、大手企業開拓のスタンダードへ

資金調達の概要

株式会社Saleshubは、かんぽNEXTパートナーズおよびSMBCベンチャーキャピタルを受け入れ先とする第三者割当増資を実施し、資金調達を行いました。この資金調達の目的は、顧客紹介サービス「セールスハブ」の事業投資と採用活動の強化です。2024年10月までには累計紹介提案数が10万件を突破しており、その成長は非常に顕著です。Saleshubはこの資金を使い、国内最大級の顧客紹介を基盤とする商談獲得サービスとしての市場シェアの拡大や、包括的なサービス提供に向けた新プランの開発を目指しています。

特に、Saleshubが持つ「つながりデータ」と呼ばれる50代・60代以上のベテランビジネスパーソンによるネットワークは、企業が求める決裁者と直接接触するための新たな手段として評価されています。現在、約50,000人のサポーターが登録され、関係の深い企業との商談をセッティングすることが可能です。これにより、既存のアウトバウンド営業手法に代わる効率的な営業アプローチが提供されています。

資金調達の背景（推測）

資金調達の背景には、日本の少子高齢化に伴う労働市場の変化が影響していると考えられます。高齢者の就業意欲が高まる中、ビジネス経験を持つシニア層を活用することで、企業は新たな営業戦略を描く必要があります。Saleshubのサービスは、この社会的背景を生かす形で設計されており、シニアパートナーの人脈を活用することで若手企業の成長を後押ししています。

また、企業が直面するWeb広告などデジタルマーケティングに関するコスト上昇の問題も一因と考えられます。広告規制の強化により、従来のマーケティング手法が通用しなくなる中、Saleshubの「セールスハブ」サービスは、より信頼性のある商談獲得を実現するソリューションとして有効性を示しています。このような背景から、企業はSaleshubのコアビジネスモデルへの関心を高めていると推測されます。

資金調達が成功した理由（推測）

Saleshubの資金調達が成功した最大の要因は、ビジネスモデルの独自性と市場のニーズへの適応能力でしょう。まず、セールスハブはサポーターと呼ばれるシニア層のビジネスパーソンの人脈を利用することで、通常の営業活動では難しい企業決裁者とのアポイントメントを得ることができます。このユニークなアプローチが、効率的な商談獲得に寄与しており、ニーズにマッチしています。

次に、セールスハブが特許を取得した「つながりマッチング機能」も、資金調達成功の要因となっています。この機能により、利用者は具体的な商談先を特定し、効率的にアプローチできるため、競合他社との差別化が図られています。また、これにより顧客満足度や再利用率が高まることから、投資家にとって魅力的なビジネスと映ったことも考えられます。

さらに、かんぽNEXTパートナーズやSMBCベンチャーキャピタルといった信頼性の高い投資家の参加は、他の投資家へも良い印象を与え、資金調達のハードルを下げた可能性があります。彼らの支持はSaleshubの成長性を裏付けるものであり、経営陣やビジネスモデルへの信頼感を高めたと推測されます。

資金調達の参考にすべきポイント

法人経営者や財務担当者が今回のSaleshubの資金調達を参考にすべきポイントとして、以下の点が挙げられます。

第一に、独自の価値提供を明確にすることが重要です。Saleshubは、シニア層のネットワークを活用した商談獲得モデルで競争優位性を確立しています。自社のビジネスモデルや提供するサービスが市場においてどのように異なるかを整理し、投資家に伝えることで、支援を得るチャンスが高まります。

第二に、社会的背景やトレンドを的確に捉えることが必要です。Saleshubは少子高齢化や広告コスト上昇といった社会課題を機会に変えました。自社が取り組んでいる問題の背景や、それに対する解決策を示すことで、投資家の注目を集めやすくなります。

第三に、技術の活用がカギとなります。特許を持つ技術やサービスは、それ自体が競争力になります。自社が展開する技術や独自のノウハウを特許化し、経営資源として最大限活用することで、資金調達の際に強いアピールポイントとなります。

最後に、支援者や投資家との強固な関係構築も欠かせません。信頼できる投資家からの支持は、自社の成長に寄与するだけでなく、次回の資金調達時にもプラスに働きます。意見交換や協力関係の深化を図ることが、長期的な成長戦略に繋がるでしょう。

これらのポイントを踏まえて、自社の資金調達戦略を見直し、効果的なアプローチを検討することが重要です。Saleshubの事例は、今後の成長志向の企業にとって貴重な教訓を提供しています。

【顧客紹介サービス セールスハブ】かんぽNEXTパートナーズおよびSMBCベンチャーキャピタルより資金調達を実施。累計紹介提案数10万件を突破し、大手企業開拓のスタンダードへ株式会社Saleshub2024年11月13日 10時00分10
株式会社Saleshub（本社：東京都渋谷区、代表取締役：江田 学、以下Saleshub）は、かんぽNEXTパートナーズが運営するJP LIFE NEXT FUNDおよびSMBCベンチャーキャピタルを引受先とする、第三者割当増資を実施したことをお知らせいたします。今後は、顧客紹介サービス「セールスハブ」への事業投資および採用活動の強化に積極的に取り組み、国内最大級の顧客紹介による商談獲得サービスとして大手企業開拓の新たなスタンダードとなることをめざしてまいります。

■資金調達の背景
少子高齢化による労働人口の減少が日本の重要課題のひとつとなり深刻化する昨今、健康寿命の延伸などを背景に、60歳以降も就労を希望する生活者は約70%（※1）、就業率は65〜69歳で50.8%（※2）、70〜74歳で33.5%（※2）に上ります。今後も定年退職者の就労意欲は高まる傾向が続くと予測され、定年退職後の人材活性化と定年退職を見据えたセカンドキャリア形成支援が、企業のみならず社会全体の重要テーマとなりつつあると言えます。

加えて、個人情報保護の観点から、企業の事業活動における広告規制の動きを受け、Web広告などを活用した従来のデジタルマーケティングによる商談獲得のコストが上昇傾向となり、多くの企業において商談獲得手法の見直しと新たな商談獲得手法の模索が迫られている状況となっています。

※1：内閣府「令和６年 生活設計と年金に関する世論調査」
※2：総務省「令和５年 統計からみた我が国の高齢者

Saleshub社ではこうした社会環境の変化に着目し、「