資金調達データ
- 関連ワードアークス, プレシリーズAラウンド, 生殖補助医療, 研究開発, 資金調達
- 配信日2025年5月12日 06時30分
資金調達の概要
株式会社アークスは、2025年1月17日に実施したプレシリーズAラウンドの1st close(約5.3億円)に続けて、追加で約2.7億円を調達し、プレシリーズAラウンドを総額約8.0億円で完了しました。この資金調達には、HIRAC FUND 2号投資事業有限責任組合、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、あすかイノベーション投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル 9号投資事業有限責任組合、未来創造投資事業有限責任組合が引受先として参加しています。アークスは、これまで累計で約12.3億円の資金を調達しており、発展途上の生殖補助医療における製品開発と事業展開を加速させることを目指しています。
調達された資金は、研究開発の推進、臨床研究の実施、国内外での社会実装、人材採用費用に充てられる予定です。特に、生殖補助医療は近年の出生数増加に伴い、急速に重要性が増しており、アークスの取り組みはその中での新たな価値の提供を目指しています。
資金調達の背景(推測)
アークスの資金調達は、日本国内や国外における不妊治療の需要増加や、技術革新に対する期待によって推進された可能性があります。特に、2022年には日本で出生した子供の10人に1人が生殖補助医療を利用して誕生しており、社会的なニーズはますます高まっています。出産年齢の高齢化により、生殖補助医療を必要とするカップルが増えているため、この分野への投資はリターンの見込みが高いと考えられています。
また、生殖補助医療の質や成功率を向上させることは、医療従事者にとっても負担を軽減する効果があります。このため、アークスが用いるAIとロボット技術の融合アプローチは、医療業界における革新として注目され、投資家にとっても魅力的な投資先となったのではないかと推測されます。
さらに、アークスは、国立機関や大手企業からの出資を受け入れていることから、信頼性や将来性が評価された結果とも言えます。政府や公的機関からの助成金を含む資金調達という点でも、同社は強固な基盤を持っているため、新規投資家の関心を引きやすかったのではないでしょうか。
資金調達が成功した理由(推測)
アークスが今回の資金調達に成功した理由として、いくつかの要因が考えられます。まず、事業の社会的意義です。生殖補助医療は不妊に悩む多くの夫婦にとって希望の光となる医療であり、その成功に対する社会的な期待は高いです。そのため、投資家も社会的貢献度が高いプロジェクトに魅力を感じたと推察されます。
次に、技術の革新性が挙げられます。アークスはAIやロボティクスを活用することで、生殖補助医療を自動化し、医療従事者の負担を軽減する取り組みを行っています。このようなハイテクノロジーを用いたアプローチは、従来の方法に比べて効率化や成功率向上につながりやすく、投資家にとって魅力的な要素です。
また、投資家の選定においても成功の要因となった可能性があります。アークスは、医療やディープテックの領域において豊富な経験を有する投資家からの支援を得ており、これによって事業の信頼性が高まったと考えられます。さらに、特定の分野に特化したパートナーが付くことで、戦略的な支援やネットワークの拡充が期待できるため、その点も資金調達にプラスに働いたことでしょう。
資金調達の参考にすべきポイント
アークスの資金調達から得られる教訓は多岐にわたります。まず第一に、社会的なニーズに応える事業の重要性です。生殖補助医療のように、多くの人々の生活に直接影響を与える事業は、投資家にとって魅力があります。法人経営者や財務担当者は、自社のビジネスが社会的な課題にどのように貢献できるかを明確にすることで、投資を呼び込むチャンスを増やすことができます。
次に、技術革新の重要性です。アークスはAIやロボティクスを駆使し、競合他社と差別化を図っています。これにより、新たな市場の創出や競争力の強化が期待されます。企業は、自社の技術やサービスの独自性を高めることに注力し、投資に値する存在としてのアピールを増大させるべきです。
さらに、適切な投資家とのマッチングも重要です。アークスは、医療やディープテックに特化した投資家からの支援を受けており、これにより事業の成長を加速させることができました。企業は、自社のミッションやビジョンに共感する投資家を選定することが、資金調達の成功につながるでしょう。
最後に、持続的なビジョンの提示も欠かせません。アークスは将来的な成長戦略を示し、達成可能な目標を設定することで、投資家の信頼を獲得しました。経営者や財務担当者は、自社の成長ビジョンを具体的に描き、それを投資家と共有することが、資金調達の成功につながる重要な要素となるでしょう。
以上の要素を踏まえ、企業は自らの資金調達戦略を見直し、成功につなげるための方策を模索することが求められます。
アークス、プレシリーズAラウンド(1st & 2nd)で合計 約8億円の資金調達をクローズ製品開発および国内・海外における事業開発を加速株式会社アークス2025年5月12日 06時30分6生殖補助医療の自動化の実現を目指す株式会社アークス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:棚瀬将康、以下「アークス」)は、2025年1月17日に実施したプレシリーズAラウンドの1st close(約5.3億円)に続き、このたび約2.7億円を追加調達し、プレシリーズAラウンドを総額約8.0億円でクローズいたしました。本ラウンドでは、新規投資家であるHIRAC FUND 2号投資事業有限責任組合、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、あすかイノベーション投資事業有限責任組合、三菱UFJ キャピタル 9号投資事業有限責任組合、未来創造投資事業有限責任組合を引受先としています。なお、助成金・融資を含む当社の累計調達額は約12.3億円となりました。
■これまでの取り組みと資金調達の用途
アークスはこれまで、生殖補助医療における課題解決に向け、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下「 NEDO」)が運営する「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)/STSフェーズ」事業、および厚生労働省の「中小企業イノベーション創出推進 事業(以下、厚生労働省SBIR事業)」等の助成金などを活用し、研究開発中心に取り組んでまいりました。
今回調達した資金は、引き続き研究開発の推進、臨床研究等だけではなく、国内及び海外における社会実装、そして組織拡大に伴う人材採用に充てる予定です。
■生殖補助医療とは
体外受精や顕微授精など、高度に人の手を介在させた不妊治療のことです。出産年齢の高齢化が進む先進国で近年著しく増加しており、2022年には日本
出典 PR TIMES