トラックの自動運転システムを開発するロボトラック、プレシリーズAにて累計16.5億円の資金調達を実施

資金調達データ

  • 関連ワードJICベンチャー・グロース・インベストメンツ, SMBCベンチャーキャピタル, ロボトラック, 自動運転, 資金調達
  • 配信日2025年9月17日 13時00分

資金調達の概要

株式会社ロボトラックは、トラック向け自動運転ソリューションを開発するスタートアップであり、プレシリーズAラウンドにおいて累計16.5億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、産業革新投資機構(JIC)傘下のベンチャー投資ファンドとSMBCベンチャーキャピタルからの出資を受けたもので、ロボトラックは今後の事業拡大や研究開発に資金を充てることが期待されます。ロボトラックは、2024年の日本における物流問題の解決を目指し、業界に革新をもたらすことを目指しています。

資金調達の背景(推測)

ロボトラックが資金調達を行った背景には、日本における深刻な物流問題、特に2024年問題が存在しています。この問題は、トラックドライバーの高齢化や担い手不足、労働環境の厳しさに起因しており、効率の低さや物流コストの上昇といった経済的な圧迫を生じています。日本政府もこの課題に対処するため、無人自動運転やモビリティDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を重要視しており、このような政策を受けたスタートアップへの投資が活発化しています。

また、ロボトラックの創業者が自動運転技術に関して豊富な経験を持っており、過去に米国での成功を収めていることも投資家の関心を引く要因となったでしょう。同社の開発するトラック自動運転ソリューションが、物流の効率化やコスト削減に寄与すると考えられ、長期的な視点で見た際の成長ポテンシャルが評価されています。

資金調達が成功した理由(推測)

資金調達が成功した理由にはいくつかの要因が考えられます。まず、ロボトラックの技術力が高く評価されたことが挙げられます。創業者のNan Wu氏の経歴は、米国での自動運転技術開発における成功事例が多く、これが投資家の信頼を得る一因となったと思われます。特に、キャピタリストからのコメントでもロボトラックの技術力の高さが強調されており、投資家はこの点に期待を寄せています。

次に、具体的な実績が資金調達の際にプラスに働いたことが考えられます。ロボトラックは設立から比較的短期間で、経済産業省の支援事業に採択されており、100kmの走行テストに成功しています。これにより、実用化の可能性が高いと認識されたことが、投資家の投資決定に影響を与えた可能性があります。

さらには、日本の物流業界における自動運転技術の重要性が増していることも資金調達の成功に寄与しています。これにより、政府系ファンドや大手銀行系VCが資金を投じることに対して自動運転に対する期待が集まり、結果として多くの資金がロボトラックに流れ込むことになったと思われます。

資金調達の参考にすべきポイント

ロボトラックの資金調達からは、いくつかの重要なポイントが挙げられます。まず第一に、技術力の確立と実績の重要性です。スタートアップが資金を調達する際には、自社の技術やサービスの具体的な優位性、実績を明確に示すことが大切です。投資家は実績に基づいた判断を重視するため、過去の成功や具体的な数値を示すことで信頼を得ることができます。

次に、業界の課題に直接取り組む姿勢が求められます。ロボトラックの場合、物流の2024年問題という具体的な課題があり、これに対する解決策を提示しています。起業家は、自社のビジネスモデルがどのように社会課題を解決するのかを明確にし、それに向けたストラテジーを描く必要があります。

さらには、長期的なパートナーシップの構築も資金調達において重要です。ロボトラックは、政府系ファンドや大手企業とのパートナーシップを構築し、これを資金調達の際に強みとして活用しています。スタートアップは、異なる業界や企業との連携を通じて資金調達の機会を拡大することができます。

最後に、ビジョンの明確化です。ロボトラックは、「日本を代表するトラック自動運転スタートアップ」としてのビジョンを掲げており、今後の展望を示すことで投資家を惹きつけています。起業家は、自社が目指す未来像をしっかりと持ち、それを伝えることで投資家の共感を得ることが成功へとつながります。

トラックの自動運転システムを開発するロボトラック、プレシリーズAにて累計16.5億円の資金調達を実施株式会社 ロボトラック2025年9月17日 13時00分7トラック向け自動運転ソリューションを開発する株式会社ロボトラック(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:羽賀雄介、以下「ロボトラック」)は、今回新たに、産業革新投資機構(JIC)傘下のベンチャー投資ファンド部門であるJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、並びにSMBCベンチャーキャピタル株式会社からの出資を受け、累計16.5億円の資金調達を実施いたしました。

物流の2024年問題の解決を目指すロボトラック

ロボトラックは、「世界最高水準のトラック自動運転技術により、物流の2024年問題の解決を目指す」スタートアップです。
創業者のNan Wuは早稲田大学で自動運転の技術研究に従事した後、2016年に米国にて自動運転スタートアップの共同創業者として世界初のレベル4自動運転大型トラックの開発を主導し、米ナスダック上場を経験しています。

2024年4月に日本にて当社を設立した後、独自に開発するAIアルゴリズムやテクノロジーを駆使し、経済産業省の「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業」に採択され、会社設立後1一年間以内で新東名高速道路駿河湾沼津SA – 浜松SA間にて100kmのレベル4相当の走行テストに成功しています。
シードラウンドでは東大IPC他、プレシリーズAラウンドではグロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社、オリックス株式会社他からの追加調達を行っております。

代表取締役CEO兼共同創業者の羽賀との共同経営により、国内におけるトラック自動運転の第一人者を目指し、既存の物流事業者の方々に寄り添い、顧客課題の解決に貢献することを目指します。

<新規投資家からのコメン

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出典 PR TIMES

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