ナンバーナイン、LINEマンガを運営するLINE Digital Frontierと資本業務提携

資金調達データ

  • 関連ワードLINE Digital Frontier, Webtoon, ナンバーナイン, 海外展開, 資本業務提携
  • 配信日2025年1月16日 07時02分

資金調達の概要

ナンバーナインとLINE Digital Frontierとの資本業務提携は、2024年12月23日付で発表され、特にオリジナル漫画IP(知的財産)の制作体制の強化や海外展開の加速を目的としている。ナンバーナインは、急成長するwebtoon市場に注目し、これを推進するための資本金をLINE Digital Frontierから得ることで、新たなコンテンツの開発や市場進出に必要なリソースを拡充する。具体的には、ナンバーナインはLINEマンガという強力なプラットフォームの支援を受け、多言語翻訳によるグローバル配信体制を整えることで、より多くのユーザーに日本の漫画IPを届ける計画を持っている。この提携により、国内外における人気作品のさらなる人気の獲得や新しい作品の開発が期待される。

資金調達の背景(推測)

近年、webtoon市場は急速に成長しており、ナンバーナインはこのトレンドをつかむことに成功している。日本国内における電子コミック市場は2022年に500億円に達し、ナンバーナインも2022年から本格的にwebtoon事業に参入した。特に「神血の救世主」や「俺だけ最強超越者」といった作品が高い人気を博し、国内外でのランキングでも上位に入るなど、成功を収めている。

これらの成功は、作品の質の向上だけでなく、市場の拡大にも寄与している。世界的に見ても、webtoonは新たなエンターテインメントの形として急成長しており、2023年には約45.6億ドルの市場規模を記録。2030年には3.9兆円に達すると予測されている。この背景には、特にスマートフォンやタブレットの普及による消費者の読み方の変化がある。ナンバーナインは、この市場状況を見越して資金調達を模索したと考えられ、LINE Digital Frontierとの提携がこの戦略に合致した。

資金調達が成功した理由(推測)

ナンバーナインがLINE Digital Frontierとの資本業務提携に成功した背景には、いくつかの要因が考えられる。まず第一に、ナンバーナインのオリジナルIPの人気と品質の高さだ。特に「神血の救世主」や「俺だけ最強超越者」が示すように、既に一定のファン層を築いており、これがLINE Digital Frontierにとっての魅力的な投資先となった。

次に、LINE Digital Frontier自身も電子コミック市場におけるオンラインプラットフォームとして高い評価を受けている。特にLINEマンガは、累計ダウンロード数で業界トップを誇り、ナンバーナインのIPを効果的に流通させる能力を持つ。LINE Digital Frontierとの提携により、ナンバーナインの作品はより広範囲にわたって配信される可能性が高まり、これが資金調達に成功する要因となった。

さらに、この提携の構築にあたって、双方のビジョンが一致していたことも重要だ。ナンバーナインは「漫画で待ち遠しい未来をつくる」というミッションを掲げ、LINE Digital Frontierもまた、グローバルプラットフォームとしての強みを持っている。両社が共通のビジョンを持ち、その実現に向けて資金を投入するという点が、提携の成功を導く重要な要因となったと考えられる。

資金調達の参考にすべきポイント

この事例から法人経営者や財務担当者が学ぶべきポイントはいくつかある。

まず、成長市場への早期参入が重要だ。ナンバーナインはwebtoon市場の成長を予見し、早期に事業に着手することで市場シェアを獲得した。このような市場分析と先見の明を持つことが、成功の鍵である。

次に、信頼できるパートナーシップを築くことが大切だ。ナンバーナインは、単なる資金提供者ではなく、強力なプラットフォームを持つLINE Digital Frontierと連携することで、相互に利益を享受できる環境を整えた。このように、資金調達の際には、単なる資金の流入だけでなく、それをどう活用するかが重要である。

また、IPの育成とブランドの強化も成果を上げるためには欠かせない。ナンバーナインのように、自社ブランドを強化し、ファンを増やす努力を怠らないことが、長期的な成長と資金調達の機会を創出する。

最後に、明確なビジョンとミッションを持つことも重要だ。ナンバーナインは、具体的な目標に基づいて行動し、その成果を証明することで投資家の信頼を得た。このように、自社の目的を明確にし、実現へ向けて努力を続ける姿勢が、資金調達時の重要なポイントとなる。

ナンバーナイン、LINEマンガを運営するLINE Digital Frontierと資本業務提携webtoon・漫画のオリジナルIP開発とグローバル展開に向けた投資を強化株式会社ナンバーナイン2025年1月16日 07時02分6漫画IPパブリッシャーの株式会社ナンバーナイン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小林琢磨、以下ナンバーナイン)は、LINE Digital Frontier株式会社 (本社:東京都品川区、代表取締役社長:髙橋将峰) と2024年12月23日付で資本業務提携いたしました。本提携を通じて、弊社が制作するオリジナル漫画IP制作体制強化と作品の海外展開強化に取り組んで参ります。

2021年ごろより再び注目を集め、2022年にはおよそ500億円と電子コミック市場の約10%の規模にまで成長してきた国内webtoon市場。(※1)ナンバーナインは、2022年より本格的にwebtoon事業をスタートしました。第一弾作品の『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~(以下、「神血の救世主」)』(原作・ネーム:江藤俊司/線画:疾狼/背景:3rd Ie/着色・制作:Studio No.9)が2024年1月の月間販売額で1.2億円を突破し、続く『俺だけ最強超越者~全世界のチート師匠に認められた~(以下、「俺だけ最強超越者」)』(原作:江藤俊司/ネーム:フウワイ/線画:土田健太/背景:3rd Ie/着色:maruco/制作:Studio No.9)は「神血の救世主」を凌ぐ勢いで人気を獲得するなど、日本国内におけるwebtoonの盛り上がりを肌で感じてまいりました。 

さらに、世界市場においては2023年に約45.6億ドル(約6,500億円)を記録し、2029年には市場規模が約275億ドル(約3.9兆円)になると予測される成長産業として注目を集め

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出典 PR TIMES

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