世界初、シニア向け完全栄養食ブランドを展開するラコスが、プレシリーズAラウンドにて1億円超の資金調達を実施

資金調達の概要

株式会社LacuS（ラコス）は、プレシリーズAラウンドにおいて1億円超の資金調達を実施しました。この資金調達の引受先には、株式会社ケップルキャピタル、Future Food Fund株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、アスクキャピタル株式会社、他エンジェル投資家が名を連ねています。主な用途としては、同社が展開するシニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」のSKU（Stock Keeping Unit）拡大、新潟市内におけるハイブリッド工場の設置、ECサイトおよび自社ECの強化、専門職人材の採用などが挙げられています。

全体的に、LacuSは高齢者の食体験を向上させることを目的としたプロダクトを提供しており、その背景には急速な高齢化社会への対応と、食品の質向上への志向があります。今回の資金調達により、製品の普及と事業拡大が進むことが期待されています。特に、結成から約2年半の短期間で新規市場における強いブランドイメージを浸透させている点が注目されます。

資金調達の背景（推測）

日本は現在、急速に高齢化が進行しており、今後の社会構造に大きな影響を及ぼすと考えられています。この背景には、健康寿命の延伸とともに、食事を取ることが難しくなる高齢者が増加していることがあります。多くの高齢者が摂食・嚥下能力の低下に直面している中で、栄養を必要としながらも十分な食事を享受できないという現状があります。

LacuSは、こうした社会課題を解決するために「Me TIME FOODS」ブランドを立ち上げ、高齢者特化の完全栄養食を提供することを目的としています。特に、アイスクリームを利用した栄養食の開発は、食べる楽しさを提供し続けることができる新しいアプローチであり、このニーズに対して独自の市場を形成しています。

また、資金調達の背景には、競争が激化する食品市場において、独自性と革新性を持っていることが挙げられます。他の食品企業との差別化や、投資家からの高い評価を受けたことで、資金が集まりやすい環境が整ったと考えられるでしょう。

資金調達が成功した理由（推測）

LacuSが今回の資金調達に成功した要因は、いくつかのポイントに集約できます。一つは、社会的なニーズに応じた独自のプロダクトを開発していることです。高齢者向けの完全栄養食という市場は未開拓な部分が多く、成長性が高いとみなされているため、投資家にとって魅力的な分野です。

さらに、LacuSの代表である古津氏の熱意とビジョンも大きな要素と言えるでしょう。自身の家族に基づく経験から端を発した事業は、単なる営利目的にとどまらず、深い人間的な価値を持つものと捉えられています。古津氏のコミュニケーション能力も高く、投資家との信頼関係を築く上で重要な役割を果たしていると考えられます。

最後に、多様なバックグラウンドを持つ投資家を獲得できたことも成功の一因です。これにより、資金のみならず、ノウハウやネットワークの活用も期待でき、事業成長に向けた強力な支援基盤が形成されています。

資金調達の参考にすべきポイント

LacuSの資金調達を参考にする場合、以下のポイントが特に重要です。まず第一に、明確な市場ニーズに基づいたプロダクト開発が非常に重要です。消費者のニーズを的確に把握し、それに応える形で商品を企画・販売することで、投資家からの関心を引きやすくなります。

次に、経営者の情熱とビジョンが重要な役割を果たすことを肝に銘じるべきです。特に社会課題に関連した事業である場合、その挑戦を通じて得た個人的なストーリーは、投資家に共感を呼ぶ要因となり得ます。共感を得ることで、投資家の関心を惹きつけ、信頼を築くことが可能です。

また、投資家の多様性を促すことも大切です。異なる視点や専門性を持った投資家を巻き込むことで、事業に幅広い知見をもたらすことができ、それが新たな成長のきっかけとなるでしょう。加えて、各投資家との密なコミュニケーションを行い、互いの長所を活かした協業を模索する姿勢も忘れてはなりません。

最後に、自社の活動や成長について透明性をもって報告することも重要です。定期的に進捗を共有し、投資家との関係を維持することで、今後の資金調達や事業展開においても強固な基盤を築いていくことができます。

以上の点を踏まえ、LacuSの成功事例から多くの示唆を得ることができるでしょう。特に、急激に進化する社会においては、新たなニーズを発見し、それに応える能力が今後の成功に直結します。

世界初、シニア向け完全栄養食ブランドを展開するラコスが、プレシリーズAラウンドにて1億円超の資金調達を実施世界初、シニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」のSKU拡大及び、全国展開に注力株式会社LacuS2024年10月29日 10時00分21

新しい食生活の形成から包括的社会の実現を目指す株式会社LacuS( 以下、ラコス 所在地：新潟市中央区、代表取締役：古津瑛陸 )は、エクイティファイナンスによる1億円超の資金調達を実施いたしました。今回調達では、株式会社ケップルキャピタル(ケップル DX1 号投資事業有限責任組合)、Future Food Fund株式会社 (Future Food Fund 2 号投資事業 有限責任組合)、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンマーケティングジャパン未来投資事業有限責任組合。運営者はグローバル・ブレイン株式会社)、アスクキャピタル株式会社、他エンジェル投資家を引受先としております。

【ラコスについて】
国内の高齢化が進む中で、身体レベルの低下、摂食・嚥下(飲み込み)などの機能低下によって食事の質を犠牲にせざるを得ない方々が増え続けている現状が存在します。私たちは生きるために栄養を摂取することに強い違和感を感じました。この社会課題に対し、予防医療の段階から人生の最後まで寄り添うことが出来る食品ブランド「Me TIME FOODS」の開発を昨年から進めてまいりました。

今年3月には、世界初(*1)のシニア向け完全栄養食(*2)ブランド「Me ICE」を販売開始。アイスクリームという嗜好性の高さと摂食・嚥下に考慮した食体験の良さ、高い栄養配合を評価していただき、新潟県内の介護福祉事業所や調剤薬局を中心に導入をいただいております。また、在宅介護世帯へのアプローチも行っており、Amazonではカテゴリ別売れ