資金調達データ
- 関連ワードFood Curate Lab, 共同研究, 猫, 発酵ドリンク, 腎臓病
- 配信日2025年7月4日 11時17分
資金調達の概要
Food Curate Lab株式会社は、猫の健康課題である慢性腎臓病(CKD)への対策として、プラントベース発酵ドリンク「COZY MILK CAT」の開発を決定し、東京農業大学の数岡孝和教授との共同研究を開始します。資金調達の実施は2025年3月に行われ、上限募集額3,000万円に3日間で達成しました。この資金は、ドリンクの研究開発や初期市場展開、さらにアメリカでのプロモーション活動に充てられる予定です。プロジェクトは、猫の健康を促進し、ペットオーナーのニーズに応えることを目指しています。
資金調達の背景(推測)
猫の腎臓病は、現代のペットにおいて深刻な健康問題の一つとされています。調査によると、猫の約3頭に1頭が生涯のうちに腎臓病を発症し、高齢猫になるとその割合は更に高まることが示されています。猫が水分をあまり摂取しない特性から、水分補給の手段が不足しがちであり、そのために多くの飼い主が腎臓病への対策を講じる必要があるにもかかわらず、効果的な製品が少ない現状があります。こうした背景を受けて、猫向けの健康補助食品市場には潜在的な需要が存在することが明らかになり、しかしその需要に応える商品がまだ登場していないことが、資金調達の大きな背景と考えられます。
また、既存の製品との競争が激化する中で、Food Curate Labが新たに猫用の発酵ドリンクに取り組むことは、市場における独自性と差別化を図る手段として機能します。加えて、過去の犬向けドリンク「COZY MILK」が成功を収めた実績があり、その知見を生かした商品開発が期待されています。このように、高齢化社会により家族の一員としてのペットに対するニーズが高まる中、猫の健康を考慮した製品開発は多くの投資家に向けての魅力的な投資機会となるでしょう。
資金調達が成功した理由(推測)
まず、猫の腎臓病という重要な健康課題に取り組むことが、社会的なニーズにマッチしており、ペット市場の拡大に伴ってペットオーナーからの関心が高いことが、資金調達成功の一因と考えられます。具体的には、猫の慢性腎臓病に対する意識が高まっている中、特に新しいアプローチである「プラントベース発酵ドリンク」に対して期待感が集まったことが大きいでしょう。
次に、過去の活動が持つ知名度と信頼性も影響を与えたと推測されます。Food Curate Labは、すでに犬向けドリンク市場で一定の実績を上げており、その結果として得た顧客基盤やマーケティングノウハウが、猫向けの新商品開発に対する信頼感を生み出しています。
また、東京農業大学との共同研究という学術的なバックグラウンドが、新しい製品の信頼性を高め、研究開発に資金を提供する意義を大きくしていることも成功要因の一つでしょう。専門的な研究者との提携は、製品の品質向上や安全性の確保に繋がるため、投資家にとって魅力的です。
さらに、国際的なイベント「SuperZoo 2025」との関連性も資金調達を後押しした要因の一つです。この国際的な舞台での発表に向けた準備が資金の必要性を加速し、晴れ舞台での成功を期待する投資家の関心を引く要素となりました。
資金調達の参考にすべきポイント
まず、ビジネスの社会的意義を明確にすることが重要です。猫の腎臓病という具体的な健康課題に取り組むことで、単なる商業利益ではなく、社会貢献の側面を強調することが投資家に響きます。特にペット市場が拡大する中でのニーズを的確に捉え、その解決策を提示することが信頼性を高めることに繋がります。
次に、過去の実績を持つことが資金調達に有効であるとの教訓があります。成功したプロダクトやサービスがあれば、投資家はそのブランドへの信頼感を持つため、新しいプロダクトに対する投資意欲が高まる傾向があります。既存顧客のフィードバックやニーズを把握し、それを製品開発に活かすことが、次の事業機会に繋がります。
加えて、学術機関との提携は、高品質な製品開発を加速するだけでなく、投資家に対する説明責任を果たす上でも大きな効果を発揮します。信頼性のある研究者との共同研究は、製品の信頼性や有効性を証明するためのエビデンスを提供し、資金調達活動を支援する要因となります。
最後に、国際イベントや展示会でのプレゼンテーションやネットワーキング機会を活用することも、資金調達の成功に寄与します。特に国際的な舞台で多くの関係者と接触することで、信頼性やブランド認知を高める機会が増え、潜在的な投資家や提携先を見つける手段としても有用です。
世界初、猫の腎臓病リスクに挑むプラントベース発酵ドリンク「COZY MILK CAT」の開発を目指して共同研究開始。猫の腎臓病ケアの常識を変える取組みへ。Food Curate Lab ✕ 東京農大で2025年7月スタート。~日本発のペットヘルスイノベーションをラスベガスで初披露予定~FCL2025年7月4日 11時17分1「世界中のおいしいを、あたらしく。」をミッションとするFood Curate Lab株式会社(フードキュレートラボ株式会社、本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:齊藤 康平、以下「当社」)は、猫にとって最大の健康課題の一つである慢性腎臓病(CKD)。猫の腎臓病リスクに挑むプラントベース発酵ドリンク「COZY MILK CAT」の開発に乗り出します。
このたび、東京農業大学 応用生物科学部の数岡孝和教授(機能性素材研究)との共同研究を2025年7月1日より正式に開始いたします。本研究では、猫の嗜好性を損なうことなく、自然な水分摂取を促し、腎臓の健康維持に寄与する世界初の猫用発酵ドリンクの開発を目指します。
さらに、共同研究の第一弾成果として、2025年8月にアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のペット業界展示会「SuperZoo 2025」にて、本プロジェクトの発表とプロトタイプの初公開を予定しています。
※「世界初の猫専用プラントベース発酵ドリンク」は当社調べ■【プロジェクト概要】
プロジェクト名:猫用機能性水分補給ドリンク研究開発プロジェクト
共同研究開始日:2025年7月1日
研究機関:東京農業大学 応用生物科学部 数岡孝和教授
初回発表予定:Super Zoo 2025(2025年8月、米国ラスベガス)
開発の目的:猫の腎臓病予防を視野に入れた水分補給促進発酵ドリンクの実用化
開発の内容:麹甘酒をベースに、発酵を活用しながら、猫の嗜好性を
出典 PR TIMES