資金調達データ
- 関連ワードuralaa, イマーシブ空間, フォレストデジタル, 北海道, 資金調達
- 配信日2025年2月12日 15時00分
資金調達の概要
フォレストデジタル株式会社は、2025年2月12日にプレシリーズAで1.3億円の資金調達を実施しました。この資金調達の方法は、J-KISS型新株予約権と融資を利用しています。主な出資者には、札幌イノベーションファンド、北海道電力株式会社、エステー株式会社、北洋銀行、日本政策金融公庫が名を連ねています。フォレストデジタルは、イマーシブ空間「uralaa」を通じて、さまざまな室内空間を瞬時に変化させるサービスを提供しています。調達した資金は、uralaaの機能拡充や研究開発、そして事業拡大に向けた人材採用に使われる予定です。
資金調達の背景(推測)
フォレストデジタルの資金調達背景には、27道県における観光産業の回復や、リモートワークや教育のオンライン化が進んだ中での新しいビジネスモデルの必要性が挙げられます。また、北海道は国内でも特に観光資源が豊かな地域であるため、観光業をはじめとした外部環境を意識した事業展開が期待される中で、イマーシブ空間を通じた新しい体験の提供が求められています。
さらに、パーパスである「テクノロジーは私たちを幸せにしているのか?」という問いに応える形で、地域の社会的課題に貢献しようとする姿勢も資金調達に寄与しています。特に、コロナ禍において人々の健康や福祉に対する注目が高まっている中で、ウェルビーイングをテーマにした新しいビジネスの展開が重要視されています。
資金調達が成功した理由(推測)
フォレストデジタルの資金調達が成功した理由として、以下の点が挙げられます。まず、革新的な技術であるuralaaの提供が、投資者にとって魅力的であることが要因です。この技術は、通常の室内空間をインタラクティブな体験に転換する能力から、多様な業種への応用が期待されています。
次に、地域の企業や金融機関との連携が強化されていることも成功の要因です。北海道電力やエステーなど、地域資源を活用するパートナーとの共同開発は、地域に根ざしたビジネスモデルの構築を可能にします。これにより、資金提供者は地域貢献という視点からもフォレストデジタルに投資する意義を見出しています。
さらに、スタートアップとしての成長ポテンシャルや、先進的なビジネスモデルが信頼を呼んだと考えられます。特に、展示技術や体験の多様性に対する投資家の関心が高まりつつある中で、フォレストデジタルのプレゼンテーションが功を奏した可能性があります。
資金調達の参考にすべきポイント
フォレストデジタルの資金調達の事例を踏まえた上で、他の法人経営者や財務担当者が参考すべきポイントを以下にまとめます。
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明確なビジョンとパーパスの設定: 投資家は、企業が追求するビジョンや社会的な意義を重視します。自身の企業が何を目指し、どのように社会に貢献するのかを明示することが重要です。
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地域との連携: 地元企業や金融機関との連携を強化することで、地域資源を生かした事業展開が可能になります。地域に根ざしたビジネスモデルは、信頼感を醸成しやすく、資金調達の成功率を高める要因となります。
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技術革新の活用: 投資家は、革新的なプロダクトやサービスに対する強い興味を持っています。先進的な技術や独自のビジネスモデルを開発することで、競争力を高めることが求められます。
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透明性とコミュニケーション: プロジェクトの進捗や結果について、定期的に投資家にフィードバックすることが大切です。透明性のあるコミュニケーションは、信頼の構築につながり、将来の資金調達活動にも良い影響を与えます。
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ニーズの把握: 市場のニーズやトレンドをしっかりと把握し、それに基づいて製品やサービスを改善することが必要です。消費者の変化するニーズに対し敏感であることで、投資家にとって投資価値の高い企業として映るでしょう。
以上のポイントを意識し、戦略的に資金調達を進めることで、経営者や財務担当者はより良い結果を得る可能性が高まります。フォレストデジタルの事例は、地域資源の活用と革新性の両立が成功の鍵となっていることを示しています。
北海道十勝浦幌町のフォレストデジタルがプレシリーズA「北海道ラウンド」で1.3億円の資金調達を実施〜 「次の伝える」をつくる。イマーシブ空間の民主化へ 〜フォレストデジタル株式会社2025年2月12日 15時00分1オフィスや病院施設、マンションなどの日常の室内をイマーシブ空間に変える「uralaa(うらら)」を提供するウェルビーイングテック企業、フォレストデジタル株式会社(北海道十勝郡浦幌町、代表取締役CEO 辻木勇二)はJ-KISS型新株予約権等により総額1.3億円の資金調達を実施したことをお知らせします。今回の資金調達は、当社にとって初の株式調達となります。拠出者である北海道電力株式会社様、エステー株式会社様とのイマーシブ共創(イマーシブ空間を通じた事業連携)を進めて参ります。
フォレストデジタルは「テクノロジーは私たちを幸せにしているのか?」の問いへの解を追い求めることをパーパスとして十勝浦幌町に設立したスタートアップです。
普段のどんな室内でもイマーシブな体験ができる空間に瞬時に変えることができ、森に包まれて心身を休めたり、観光や教育、防災など多様な空間価値を提供しています。
今回調達した資金により、uralaaの没入体験の高度化、機能拡充のための研究開発および事業拡大を見据えた採用活動を進めます。イマーシブな感動体験を通じた「次の伝える」を拡げてまいります。◾️uralaa(うらら)とは
空間VR「uralaa」は世界初のクラウドベースの空間VR技術※ により、普通の室内を美しい森の中や夕陽の海岸、好きな電車の運転席、AIが創り出す初めて訪れる仮想の街など、あなたの好きな空間や新たな学びの空間に変えることが出来ます。1000以上のコンテンツを常時配信。ゴーグル不要の仮想没入体験を提供します。※ 2023年特許取得◾️資金調達概要
調達金額:1.3億円
出典 PR TIMES