神戸大学発のAIスタートアップ「TelaAxon」がシリーズAラウンドで、約1億円の資金を調達

資金調達データ

  • 関連ワードTelaAxon, シリーズAラウンド, 人工知能, 神戸大学, 資金調達
  • 配信日2025年1月29日 14時00分

資金調達の概要

神戸大学発のAIスタートアップ「TelaAxon」は、シリーズAラウンドにて約1億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、既存株主である神戸大学キャピタルをリード投資家とし、SMBCベンチャーキャピタル、みなとキャピタル、フューチャーベンチャーキャピタルの4社からの第三者割当増資によるものです。これにより、同社の累計資金調達額は約1.3億円に達しました。調達した資金は、主に研究開発や製品化の強化を目的としており、人員や組織の増強に充当される予定です。

TelaAxonは、特に金融やヘルスケアといった秘匿性が求められる分野にフォーカスし、持続可能性を有する人工知能の実現を目指しています。これに伴い、現代のAI技術において重要視されているプライバシーや倫理の問題に対応するための研究開発にも注力しています。

資金調達の背景(推測)

此次の資金調達の背景には、急速に発展しているAI技術の社会実装に対する需要の高まりがあると推測されます。特に、AIと人間が共生する未来に向けて、プライバシーや倫理性といった課題が顕著になってきています。企業や金融機関は、AIを利用する際のリスク回避を求めており、そのためには安全かつ持続可能な技術が必要不可欠です。

また、神戸大学に基盤を持つスタートアップであることから、学術的な信頼性も資金調達に寄与した要因と考えられます。大学との連携や共同研究の機会も多く、これは事業の成長に直結する要素であります。さらに、スタートアップ支援に熱心な投資家が集まりやすい地域的背景もあり、関西地区でのスタートアップ育成の支持が強まっている終わり、資金調達の成功要因とも言えるでしょう。

資金調達が成功した理由(推測)

まず、TelaAxonがAIの最前線に位置しているため、業界の注目を集めやすいという点が成功の背景にあります。特に、プライバシーや倫理を重視した技術は、今後の市場で不可欠な要素となりつつあり、それに対応した技術を提供するTelaAxonへの期待は高まるばかりです。

次に、リード投資家である神戸大学キャピタルの信頼性が、資金調達の成功に寄与していると考えられます。既存のパートナーとの強い連携が示されることで、新たな投資家も安心して出資しやすい環境が整っています。また、神戸大学と関連のある企業群が持つネットワークもテラアクソンの事業拡大をサポートする強力な基盤となります。

さらに、具体的なビジネスモデルや市場戦略も評価された要因でしょう。AIに関する高度な技術だけでなく、その社会実装やビジネス活用を描いたビジョンが投資家にとって魅力的だったと考えられます。特に、AIを用いた金融機関向けの特殊詐欺監視システムの開発など、具体的な応用例が挙げられることで、投資家はその成長可能性を見出すことができたと言えるでしょう。

資金調達の参考にすべきポイント

まず第一に、明確なビジョンを持つことが重要です。テラアクソンの場合、強化されたAI技術を通じて、プライバシーを守りながら人々の生活を向上させるという明確な目標を掲げています。投資家は、スタートアップが何を目指しているのか、そしてその目標にどのようにアプローチするかを重視しますので、的確なビジョンの明示は効果的です。

次に、専門性と市場の需要に合わせた技術の開発が求められます。AI技術が進展する中、特定の領域に特化した技術を持つことは競争優位を築く上で大きな利点となります。特に、金融やヘルスケア分野のように、倫理やプライバシーが重要視される業界では、そのニーズに合った技術の研究・開発を行うことが必要です。

さらに、信頼できるリード投資家との関係構築も不可欠です。再投資を重ねるリード投資家の存在は、他の投資家を引き寄せる力となります。リード投資家が持つネットワークや影響力は、資金調達をスムーズに行うための大きな武器となるでしょう。

最後に、持続可能性を意識した事業運営が評価される時代になっています。環境や社会への影響を考慮した事業計画は、投資家の賛同を得やすく、長期的な信頼を築くためにも重要です。テラアクソンが追求する「持続可能性を有する人工知能」というコンセプトはまさにこの点を反映しています。

これらのポイントを参考にすることで、資金調達においてより良い結果を得る可能性が高まるでしょう。スタートアップにとって、資金調達は成長のための大きなチャンスであり、信頼を得るための施策が成功を左右する鍵となります。

神戸大学発のAIスタートアップ「TelaAxon」がシリーズAラウンドで、約1億円の資金を調達研究開発・製品化の強化で、さらなる成長促進を株式会社テラアクソン2025年1月29日 14時00分4株式会社テラアクソン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:小澤誠一、安田鉄平)は、シリーズAラウンドとして、約1億円の資金調達を実施しました。既存株主である神戸大学キャピタルをリード投資家として、SMBCベンチャーキャピタル、みなとキャピタル、フューチャーベンチャーキャピタルの計4社を引受先とする、第三者割当増資となります。本ラウンドで調達した資金は、研究開発や製品化の強化を目指し、人員や組織の増強等に充当する予定です。

なお、今回の調達により累計資金調達額は約1.3億円となります。

【本件の背景】
人工知能は今や研究段階を終え、人とAIが共生する未来、QOL=Quality of Lifeの飛躍的な向上のために社会実装が進んでいます。他方、人とAIの共生には、AIの能力的進化の他にも、プライバシー侵害、心理的操作、運用持続可能性など、解決しなければならない課題があります。
当社は、AIのプライバシー侵害に関する研究、AIの倫理侵害に関する研究、AIの持続的な運用に関する研究を行っています。また、金融やヘルスケア等の高い秘匿性や倫理性が求められる分野で、特別な技術者でなくとも人工知能を開発・運用できる、「持続可能性を有する人工知能」の実現を目指しています。今回、我々の志に共感し出資いただいた4社は、特に関西のスタートアップ育成に力を入れています。今後も様々な面で、連携強化を図ります。
【テラアクソン概要】
当社は、神戸大学数理・データサイエンスセンター長である小澤誠一教授の研究成果の事業化社会実装を目的に、2022年5月に設立された、神戸大学発のスタートアップです。人工知能同士を統合

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出典 PR TIMES

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