第三者割当増資による第3次シードラウンドB 1億8370万円の資金調達完了のお知らせ

資金調達データ

  • 関連ワード1億8370万円, シードラウンドB, 医師主導治験, 第三者割当増資, 経口ワクチン
  • 配信日2025年7月18日 10時45分

資金調達の概要

株式会社イムノロックは、神戸大学キャピタルおよび大阪大学ベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施し、シードラウンドBの一環として1億8370万円の資金を調達しました。この増資は、主に新たな医薬品の開発に向けた資金に充てられる予定であり、同社が開発中の経口がん治療ワクチン(B440)や新型コロナウイルス予防ワクチン(BCOV332)の臨床試験の進捗を加速させる目的があります。特に、B440に関しては、すでに第Ⅰ相臨床試験の結果がポジティブであり、さらなる試験の実施に向けた資金が求められていました。今回は、AMED(日本医療研究開発機構)の創薬支援活動による支援金とも合わせて、医師主導治験を進めることで、患者に早く治療法を届けることに寄与する予定です。

資金調達の背景(推測)

イムノロックの資金調達が行われた背景には、がん免疫療法の発展と市場のニーズの高まりが挙げられます。最近、がん治療に対する関心が高まり、従来の治療法だけでなく、新しいアプローチによる治療法が求められています。特に、経口投与のワクチン技術は、患者にとっての利便性が高く、従来の注射に比べて受け入れやすさがあります。これにより、研究の進展と結果がポジティブであることを受けて、投資家たちの関心が集まりました。

さらに、株式会社神戸大学キャピタル及び大阪大学ベンチャーキャピタルのような大学発のベンチャーキャピタルが関与している点も、知的財産や技術力の確保につながります。彼らが出資することで、投資のリスクが軽減され、その結果、イムノロックは資金調達を実現することができたと考えられます。

資金調達が成功した理由(推測)

資金調達が成功した理由として、以下の要因が考えられます。まず第一に、B440の第Ⅰ相臨床試験から得られたポジティブな結果が挙げられます。この結果は、投資家にとって技術の有用性や市場における競争力を示す重要な指標であり、資金を投じる価値があると判断されたことでしょう。

次に、株式会社イムノロックが持つ独自の技術力や研究開発のチームの力量も成功の要因として挙げられます。同社のビフィズス菌を用いた経口ワクチンプラットフォーム技術は、従来の問題を解決する新たなアプローチであり、これにより他の製品と差別化されるポイントとなります。競合他社が追随し難い技術に基づく新しい治療法は、マーケットでの大きな期待を生み出します。

さらに、投資先としての信頼性も重要要素です。両大学からのベンチャーキャピタルの出資により、株式会社イムノロックの信頼性が高まり、他の投資家からも出資を受けやすくなったと考えられます。特に医療や製薬の分野では、学術的な関与が投資の決定要因になることが多いためです。

資金調達の参考にすべきポイント

今回の資金調達のケースから法人経営者や財務担当者が学ぶべきポイントはいくつかあります。まず、ポジティブな臨床試験結果や技術の差別化が資金調達成功の大きな要因であることを理解することが重要です。新しく革新的な技術や製品を持っている場合、その成果をしっかりと投資家に伝えることが求められます。

次に、投資者との関係性を深めることも重要です。大学系ベンチャーキャピタルのように、より信頼性の高い資金源を見つけると共に、その後のサポートを得られるような関係を築くことが、成功への鍵となります。加えて、出資者とのコミュニケーションによって、相手の求める情報や期待を理解し、資金調達の過程で適切に対応できる体制を整えることも必要です。

また、資金調達を行う際には、利用目的を明確にし、実行可能なロードマップを示すことが鍵となります。どのように資金を活用し、その見返りとしてどれだけの成長が期待できるのかを明記することで、投資家からの信頼を得やすくなります。

最後に、マーケットのトレンドを把握し、それに基づいて戦略を立てることも重要です。がん治療市場や医療技術の進化に対する研究を行い、競争優位性を維持するための策を講じることが成功につながります。これにより、投資を引き付けるだけでなく、長期的な成長も可能となるでしょう。

第三者割当増資による第3次シードラウンドB 1億8370万円の資金調達完了のお知らせ株式会社イムノロック2025年7月18日 10時45分5

株式会社イムノロック(本社:神戸市、代表取締役CEO:白川利朗、以下「当社」)は、株式会社神戸大学キャピタル(KUC1号投資事業有限責任組合)及び大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC2号投資事業有限責任組合)を引受先とする第三者割当増資を行い、シードラウンドBの追加分として1億8370万円を2025年7月に調達したことを報告いたします。

・株式会社イムノロックについて
当社は、ビフィズス菌の特性を利用した新規経口ワクチンプラットフォーム技術を有し、神戸大学発の創薬スタートアップとして2021年に設立されました。現在、経口のがん治療ワクチン(B440)と新型コロナウイルス予防ワクチン(BCOV332)の開発に取り組んでいます。
B440の開発では、2023年1月から転移性尿路上皮がん患者を対象とした医師主導治験(第Ⅰ相臨床試験)を神戸大学、広島大学および浜松医科大学の3施設で実施し、2025年5月に治験終了届が受理されています。
B440のFIH(First in Human)試験として安全性が確認され、またB440によりWT1特異的細胞性免疫が誘導された患者において有意な無増悪期間(PFS)の改善が確認されました。尚、本治験結果は、2025年5月30日~6月3日にシカゴで開催された米国臨床腫瘍学会[ASCO]の年次総会のポディウムセッション[ABSTRACT 2505:Phase 1 study of B440, an oral Bifidobacterium-engineered WT1 cancer vaccine, in patients with metastatic urothelial canc

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出典 PR TIMES

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