資金調達データ
- 関連ワードRespo, SNBL, プレシリーズA, 株式会社リスポ, 資金調達
- 配信日2025年9月8日 11時00分
資金調達の概要
株式会社リスポは、EC向けの積立決済SaaS「Respo(リスポ)」を提供しており、プレシリーズAラウンドにおいて累計2億円の資金を調達しました。この資金調達には、農林中金キャピタル株式会社、グローバル・ブレイン株式会社、Shinhan Venture Investment Co., Ltd.が共同運営する新韓-GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合、かんぽNEXTパートナーズ株式会社が運営するJP LIFE NEXT1号投資事業有限責任組合、及び個人投資家である澤田秀太氏が参与しています。この資金は、ユーザー体験の向上、導入企業の拡大、そして多様な業界への展開に活用される予定です。
「Respo」は、企業が自社ECサイトに積立決済機能を簡単に導入できるサービスを提供しています。この積立決済は、消費者が事前に資金を積み立て、その積立金を使用して将来的に商品を購入することを可能にします。このような新しい購買モデル「Save Now, Buy Later(SNBL)」は、特に経済的な消費を望む若年層や経済的に慎重な消費者層に支持されています。今後、株式会社リスポはこの新しい市場の創出を進め、同時に導入企業の増加を目指します。
資金調達の背景(推測)
「Respo」が資金調達を行った背景には、現在のEC市場の情勢や消費者傾向の変化が大きく寄与していると考えられます。EC市場は拡大を続ける一方で、広告費の高騰や競争の激化により、新規顧客の獲得が難しくなっています。このため、既存顧客の解約防止やリピート率の向上に重きを置く事業者が増え、顧客体験を向上させる施策へのニーズが高まっています。
また、近年注目されている積立決済(SNBL)は、持続可能な消費行動を志向する消費者に対して魅力的です。消費者が商品購入のために積立を行うことができるこのモデルは、計画性を持った消費を促進し、消費者に安心感を提供します。このような背景から、リスポは市場におけるニーズに迅速に応え、自社のサービスを強化するための資金調達を必要としたと推測されます。
さらに、積立決済は負債を伴わないため、後払い決済(BNPL)のリスクを避けたいと考える消費者にとっても魅力的です。この点も、リスポのビジネスモデルが支持される一因となっていると思われます。
資金調達が成功した理由(推測)
リスポの資金調達が成功した理由は、いくつかの要因に起因していると考えられます。まず、積立決済という新しいビジネスモデル自体が、消費者や企業にとって非常に魅力的である点です。特に、消費者の購買行動が多様化する中で、事前に資金を用意することができる積立決済は、その利便性から関心を集めていると思われます。
また、導入が容易であることも大きなポイントです。リスポは、タグ埋め込みやAPI連携の形で簡単に自社ECサイトへ実装できるため、多様な業種の事業者が手軽に導入できるというメリットがあります。このことが、投資家にとってはリスクを抑える要素として評価された可能性があります。
次に、参加した投資家のバックグラウンドや信頼性も成功要因の一つです。農林中金キャピタルやグローバル・ブレインといった知名度の高い投資ファンドが参加していることで、他の投資家に対しても信頼性を提供し、資金調達の機会が増えたと考えられます。
最後に、代表取締役の黍田龍平氏の情熱とビジョンが多くの投資家を引き付けたことも影響しているでしょう。企業の成長ストーリーや社会に提供する価値を明確に伝えることができれば、投資家側からの支持を得やすくなります。
資金調達の参考にすべきポイント
リスポの成功事例から、他の法人経営者や財務担当者が資金調達を行う際に考慮すべきいくつかのポイントを挙げます。
まず第1に、ビジネスモデルの明確な価値提案です。投資家に対して、どのように市場のニーズに応えるか、どのように既存の解決策と差別化できるのかを明確に示すことが重要です。特に、消費者の心理やトレンドを理解し、それに基づいた新しい価値を提供することが求められます。リスポが取り入れた積立決済のように、新しい購買体験を提供することで、投資家にとって興味深い提案になります。
第2に、導入の容易さです。リスポが提供するサービスは簡単に実装できるため、幅広い業種からの支持を得ています。新しい技術を取り入れる際、特にEC業界では、導入のハードルが低いことが成功の鍵を握っているため、自社製品も同様に使いやすさを追求することが重要です。
第3に、信頼性ある投資家との連携です。実績のある投資家やパートナーと共に資金調達を行うことで、他の投資家に対する信頼を得られます。また、投資家との対話を通じて得られるフィードバックも、ビジネスの改善や成長に寄与します。
最後に、代表者やチームの強いリーダーシップとビジョンも重要です。企業の将来像を明確に持ち、それを持続的に語り続けることが、周囲の支持を集めるためのポイントになります。リスポの黍田氏が持つ「積立決済の社会実装」というビジョンは、多くの投資家の心をつかむ要因となりました。
以上のポイントを踏まえ、資金調達に臨むことで、より成功率を高めることができるでしょう。リスポのケーススタディを参考にしながら、自社に合った資金調達戦略を構築することが重要です。
EC向け積立決済SaaS「Respo(リスポ)」、プレシリーズAラウンド累計で2億円を資金調達導入企業拡大と市場創出を加速株式会社リスポ2025年9月8日 11時00分278EC向け積立決済SaaS「Respo(リスポ)」を提供する株式会社リスポ(所在地:東京都港区、代表取締役:黍田龍平)は、プレシリーズAラウンドのファイナルクローズを終え、1stクローズと合わせて累計2億円の資金調達を完了しました。
今回のラウンドでは、農林中金キャピタル株式会社、グローバル・ブレイン株式会社とShinhan Venture Investment Co.,Ltd.が共同で運営する新韓-GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合、かんぽNEXTパートナーズ株式会社が運営するJP LIFE NEXT1号投資事業有限責任組合、澤田秀太氏(株式会社ベストワンドットコム 代表取締役会長)を引受先とする第三者割当増資を行いました。
今後は、積立決済(Save Now Buy Later)の市場創出をさらに推進し、導入企業の拡大、業界横断的な展開、マーケティング活動の加速を図ってまいります。■資金調達の背景と積立決済(SNBL)のトレンドについて
「Respo(リスポ)」は、”積立決済機能”を企業の自社ECサイトに組み込み・導入ができる決済SaaSです。現在は、EC事業を行う事業会社を中心に提供しています。EC市場は引き続き拡大を続ける一方で、競争環境は一段と厳しさを増しています。
多くの事業者がオンライン販売を強化する中、広告費の高騰によって新規顧客の獲得が難しくなり、既存顧客へのアプローチを重視する戦略が必要とされています。このような状況下で、顧客体験を向上させ、リピート率を高める施策への関心が高まっています。
特に、「積立決済」のような新しい購入モデルは、持続可能な消費を志向する消
出典 PR TIMES