資金調達データ
- 関連ワード1億円, 3Dデジタルデータ, SGインキュベート, クモノスコーポレーション, 資金調達
- 配信日2024年11月14日 13時00分
資金調達の概要
クモノスコーポレーション株式会社は、SGインキュベート株式会社から1億円の資金調達を行いました。これは第三者割当増資として実施され、これにより会社の累積資金調達総額は16億円となります。資金の使途としては、主にガスエネルギー事業、不動産、食関連事業などの多岐にわたる業務領域との連携による事業基盤の強化が挙げられています。また、3Dデジタルデータの利活用の拡大や、遠隔によるインフラ点検技術の高度化を目指し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進める意向が示されています。
クモノスコーポレーションは、1998年から3Dレーザースキャナを用いた3D計測技術を展開しており、すでに3000件以上の計測実績を誇っています。この背景もあり、資金調達時には投資家に対する信頼感が高まります。SGインキュベートは西部ガスグループの投資会社であり、この連携は地域経済への貢献にも繋がると考えられます。
資金調達の背景(推測)
今回の資金調達の背景には、クモノスコーポレーションの事業戦略と市場の需要が密接に関連していると推測できます。近年、デジタルツインや3Dデジタルデータの活用が注目され、特にインフラ分野においては、デジタル技術を用いた点検や管理が求められています。老朽化したインフラの維持管理が課題化している中で、クモノスコーポレーションの技術が必要とされていることから、資金調達の必要性が高まったと考えられます。
さらに、SGインキュベートとの提携は、グループの資源を活用した事業拡大の戦略とも捉えられます。西部ガスグループは広範な事業展開をしており、エネルギー分野以外でもシナジーを生む可能性があります。このような背景から、資金調達が実施されたことが理解できます。
資金調達が成功した理由(推測)
資金調達が成功した理由については、数点挙げることができます。まず一つ目は、クモノスコーポレーションの強固な技術基盤とこれまでの実績にあります。25年間の歴史の中で培った3D計測技術の信頼性と独自性は、投資家に安心感を与え、資金調達を後押ししたと考えられます。
二つ目は、持続可能な社会への貢献という明確なビジョンです。現代の投資家はESG(環境・社会・ガバナンス)要素を重視する傾向があり、クモノスコーポレーションが持つ社会貢献への姿勢は、投資家にとって魅力的な要因となった可能性があります。特に、インフラの遠隔点検技術は、労力を減少させた上での安全性向上を図ることができ、社会的意義が大きいです。
三つ目は、SGインキュベートが西部ガスという大手グループに所属していることで、バックアップの強固さがあります。資金調達時のリスクも軽減され、投資家が安心して資金を提供できる環境が整っていることも成功の要因でしょう。
資金調達の参考にすべきポイント
この資金調達の事例から、法人経営者や財務担当者が参考にすべきポイントはいくつかあります。
まず第一に、強力なバリュープロポジション(価値提案)の重要性です。クモノスコーポレーションは、独自の技術力と実績をアピールすることで、投資家に魅力を伝えました。自社の強みを明確にし、それを投資家に示すことが、資金調達においては重要です。
第二に、シナジーの利用です。SGインキュベートとの提携により、クモノスコーポレーションは幅広い事業領域との連携を強化しました。資金調達の際には、提携先との関係構築や共同プロジェクトの提案を通じて、相乗効果を生む活動を取り入れることがポイントです。
第三に、ESGや社会貢献へのアプローチです。現代の投資家は、単に収益性だけでなく、企業が社会に与える影響を重視しています。したがって、企業としての社会的責任(CSR)を明確にし、それを資金調達の話題に含めることで、より多くの投資家の目を引くことができます。
最後に、透明性の確保です。資金調達にあたっては、投資家に対する情報提供の重要性を理解し、事業計画やリスク、戦略を明確に伝えることがカギです。これによって、信頼関係を構築し、資金調達を円滑に進めることができます。
これらのポイントを意識することで、資金調達の成功に繋がる可能性が高まるでしょう。
SGインキュベート株式会社より1億円の資金調達のお知らせクモノスコーポレーション株式会社2024年11月14日 13時00分1大阪中之島公会堂のデジタルツイン
このたび、クモノスコーポレーション株式会社(本社: 大阪府箕面市、代表取締役:中庭和秀、以下、当社)は、西部ガスグループの投資会社であるSGインキュベート株式会社を引受先とする1億円の第三者割当増資を実施致しました。
今回調達した資金をもとに、ガスエネルギー事業をはじめ、不動産、食関連など様々な事業を展開する西部ガスグループの幅広い事業領域と連携し、事業基盤の強化を図るとともに、3Dデジタルデータの利活用の拡大、3D空間プラットフォームの普及、遠隔によるインフラ点検技術のさらなる高度化・汎用化を進め、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。(参考:これまでの資金調達)
当社は、2021年7月、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合(GP:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社)から10億円の資金調達を実施。加えて、2024年7月、株式会社パソナグループから5億円の資金調達を実施。この度のSGインキュベート株式会社からの資金調達により、累積資金調達総額は16億円となりました。
引き続き、3D計測・3Dデジタルデータの利活用と、インフラ点検における新技術の導入拡大を進めてまいります。連絡先:
クモノスコーポレーション株式会社( https://kumonos.co.jp/ )
担当:広報宛( businessD@kumonos.co.jp )
電話:072-749-1188
住所:大阪府箕面市船場東2-1-15クモノスコーポレーション株式会社について
クモノスコーポレーション株式会社は、「森羅万象をデジタル化する」をミッションとし、「あらゆる空間・モノ
出典 PR TIMES